STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成21年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア顧客価値(Customer Value)
- イ顧客コスト(Customer Cost)
- ウコミュニケーション(Communication)
- エ利便性(Convenience)
解き方のヒントを見る
視点の対応関係を見極める
各要素を暗記だけで対応させず、誰の立場から何を実現しようとしているかという観点で整理し、双方の役割が同じ目的にどう結び付くかを確認しましょう。全体の関係を落ち着いて見直すことが大切です。
この問題で問われていること
選択肢を読むときは、表現の似ている部分ではなく、売り手側と買い手側の視点がそれぞれどの目的や価値に向いているかを一つの軸で照合してください。個別の語句より関係性に注目しましょう。
視点
対応関係を判断するときは、用語そのものの印象に頼らず、立場・目的・受け手の三者のつながりを同じ基準で見比べます。片方の説明がもう片方の目的にどう関係するかを考え、表現の細部より役割の向きを確認しましょう。
確認ポイント
- それぞれの記述が、どの立場の目的を表しているか確認する
- 似た単語ではなく、目的と受け手の関係で対応を比べる
- 一つの対応だけでなく、全体の役割のつながりを見直す
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
4Pのプロモーションは、広告や販売促進などを通じて顧客へ情報を伝え、関係を築く活動です。買い手側の4Cでは、この働きはコミュニケーションに対応する。
理由
4Pのプロモーションは、商品やサービスの情報を顧客に伝え、購入を促したり、顧客との関係を形成したりする活動です。4Cでは、企業から顧客への一方的な告知だけでなく、顧客との双方向の意思疎通を重視するコミュニケーションに対応する。
比較
4Cの顧客価値は製品、顧客コストは価格、利便性は流通に対応する。したがって、情報発信や意思疎通を表すプロモーションの対応要素は、これらではなくコミュニケーションです。
選択肢ア
これは不正解だよ。顧客価値(Customer Value)は、製品そのものの機能や品質だけでなく、顧客が得られる便益全体を表す概念である。4Pでは主に製品(Product)に対応し、顧客へ情報を伝えるプロモーションの対応要素ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。顧客コスト(Customer Cost)は、商品価格だけでなく、購入や利用に伴う時間、手間などを含めて顧客が負担するものを表す。4Pでは主に価格(Price)に対応し、情報伝達の活動とは異なる。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。コミュニケーション(Communication)は、企業が顧客へ情報を伝えるだけでなく、顧客の反応や意見を受け取る双方向の意思疎通を表す。広告や販売促進などのプロモーションに対応する4Cの構成要素である。
選択肢エ
これは不正解だよ。利便性(Convenience)は、顧客が商品やサービスを入手し、利用しやすいかという観点を表す。4Pでは主に流通(Place)に対応するため、顧客への情報発信や意思疎通を表すプロモーションの対応要素ではない。
学習のポイント
4Pと4Cを売り手側と買い手側の視点の違いで対応付ける。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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