STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成21年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問3
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア業務の非効率な部分を組織構造の視点から見直し,業務効率の向上と社員の意識改革を図る。
- イ顧客の満足度を高めることを主眼とし,最新の情報技術を用いて業務プロセスと組織を根本的に改革する。
- ウ最新の情報技術を用いて業務システムを開発することによって,組織をスリム化し,企業の競争力強化を図る。
- エボトムアップ方式で業務システムと組織の改革を図ることであり,社員全員参加型の生産性向上施策である。
解き方のヒントを見る
目的と変化のつながりを確認する
この分野の選択肢を検討するときは、個別の言い回しに引きずられず、説明が示す目的と、そこへ至る変化の関係を同じ視点で読み比べ、全体の整合性を一貫して丁寧に確かめます。
この問題で問われていること
一つの観点として、各説明の「何を目指し、そのために何を見直すのか」というつながりに注目し、用語の印象ではなく文全体の整合性を確かめてください。判断はこの関係に絞ります。
視点
概念を整理するときは、用語を単独で覚えるのではなく、説明の中で示される目的と変化がどのような関係に置かれているかを読み取ります。周辺の語より、この結び付きに注目します。
確認ポイント
- 説明の中心にある目的と、述べられている変化が自然につながっているか確認する
- 一部の語だけで判断せず、説明全体が同じ前提で読めるか見直す
- 似た表現を比べるときは、目的と変化の関係だけに焦点を固定する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
マイケル・ハマーのリエンジニアリングは、顧客満足を高めることを重視し、情報技術を活用して業務プロセスと組織を根本的に改革する考え方です。
理由
リエンジニアリングは、既存の業務を少しずつ改善するのではなく、顧客満足を高めることを重視し、業務プロセスや組織の在り方を根本から改革する考え方です。情報技術は、その改革を実現するために用いられる。
比較
単なる組織構造の見直し、情報システムの開発、社員参加型の生産性向上策だけでは、リエンジニアリングの特徴を十分に表せない。顧客を起点に業務プロセスと組織を広く見直す点が重要です。
選択肢ア
これは不正解だよ。リエンジニアリングは、組織構造の視点だけから非効率な部分を見直し、業務効率や社員の意識を改善する施策ではない。顧客満足を重視し、業務プロセスと組織を根本的に改革する点が中心である。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。顧客の満足度を高めることを主眼とし、最新の情報技術を活用して業務プロセスと組織を根本的に改革するという説明は、リエンジニアリングの特徴を正しく表している。
選択肢ウ
これは不正解だよ。最新の情報技術を用いる点は関係するが、業務システムの開発や組織のスリム化だけを示している。リエンジニアリングの中心である顧客満足を起点とした業務プロセスと組織の根本改革が十分に示されていない。
選択肢エ
これは不正解だよ。ボトムアップ方式や社員全員参加型の生産性向上施策であることが、リエンジニアリングの定義ではない。顧客満足を重視し、情報技術を用いて業務プロセスと組織を根本的に改革する点が特徴である。
学習のポイント
部分改善、IT導入、組織構造改革との違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問3(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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