SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

令和6年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問24

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

インターネット上やイントラネット上でのファイル共有サービスなどで用いられ,HTTPを拡張して,ファイルやフォルダの参照,作成,削除,属性変更などを可能にする仕組みはどれか。

選択肢

  1. ア
    iSCSI
  2. イ
    NFS
  3. ウ
    WebDAV
  4. エ
    WebRTC
解き方のヒントを見る

通信プロトコルの役割を見極める観点

ファイル共有を支える通信の仕組みを考えるときは、名称や印象だけで判断せず、誰が何を要求し、どの段階でどの機能が関わるのかという役割の分担に注目して整理すると考えやすくなります。

この問題で問われていること

各記述が説明している対象と、通信の流れの中で担う役割が対応しているかという一点に絞って確認しましょう。用語の知名度や語感ではなく、説明の目的と働きの関係を読み取ることが大切です。

視点

通信に関する用語を読むときは、その仕組みが何を対象にし、どの相手との間で、どの処理を支えるものとして説明されているかを整理します。名称から連想せず、文中の主語・目的・結果のつながりを確認しましょう。

確認ポイント

  • 説明の主語と対象が何を指しているかを確認する
  • 通信の流れのどの場面に関する説明かを整理する
  • 示された役割と説明の目的が自然につながるかを確認する
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

HTTPを拡張し、ネットワーク上のファイルやフォルダについて、参照だけでなく作成、削除、属性変更などの操作を可能にする仕組みはWebDAVです。

理由

WebDAVはHTTPを拡張したプロトコルで、Webサーバ上のファイルやフォルダを共有資源として扱い、参照、作成、削除、属性変更などを行えるようにします。

比較

iSCSIはネットワーク経由でブロックストレージへ接続する方式、NFSはファイルシステムを共有する方式、WebRTCはブラウザ間の音声・映像やデータ通信に用いる仕組みです。

選択肢ア

これは不正解だよ。iSCSIは、SCSIコマンドをIPネットワーク上で伝送し、遠隔のストレージをブロックデバイスとして利用するためのプロトコルです。HTTPを拡張して、Web上のファイルやフォルダを管理する仕組みではありません。

選択肢イ

これは不正解だよ。NFSは、ネットワーク上のファイルシステムを共有し、クライアントから遠隔のファイルを利用するための仕組みです。設問が示すHTTPの拡張によるファイル操作用プロトコルとは役割が異なります。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。WebDAVはHTTPを拡張し、ネットワーク上のファイルやフォルダについて、参照、作成、削除、属性変更などの操作を可能にする仕組みです。設問の説明と一致します。

選択肢エ

これは不正解だよ。WebRTCは、Webブラウザなどの間で音声、映像、データをリアルタイムに通信するための技術です。HTTPを拡張して共有ファイルやフォルダを管理する目的の仕組みではありません。

学習のポイント

WebDAVの目的と、iSCSI・NFS・WebRTCとの役割の違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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