SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
令和5年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問16
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア企業や行政機関などに設置され,コンピュータセキュリティインシデントに対応する活動を行う組織
- イ事業者が個人情報について適切な保護措置を講じる体制を整備・運用しており,かつ,JIS Q 15001に適合していることを認定する組織
- ウ電子政府のセキュリティを確保するために,安全性及び実装性に優れると判断される暗号技術を選出する組織
- エ内閣官房に設置され,サイバーセキュリティ政策に関する総合調整を行いつつ,“自由,公正かつ安全なサイバー空間”の創出に向け,官民一体となって様々な活動に取り組む組織
解き方のヒントを見る
役割の境界を見極める視点
CSIRTに関する設問では、個別の活動名を暗記するよりも、組織内で誰がどの責任を担い、どの場面で連携するのかという役割の境界に注目して、記述全体の関係を読み取ることが大切です。
この問題で問われていること
選択肢を読むときは、担当主体・責任の範囲・他部署や外部との関わり方が同じ前提で述べられているかを確認し、役割を広げ過ぎたり限定し過ぎたりしていないかという一点に絞って比較してください。
視点
役割を整理するときは、目的、責任の所在、連携の必要性を同じ基準で見比べ、単独の作業名や印象ではなく、組織全体の中での位置づけが一貫しているかを考えます。
確認ポイント
- 記述が示す責任の範囲を確認する
- 他の担当主体との境界が自然かを確認する
- 役割の説明が文脈全体と整合するかを確認する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
CSIRTは、企業や行政機関などに設置され、コンピュータセキュリティインシデントへの対応活動を担う組織であるため、アが適切です。
理由
CSIRTは、コンピュータセキュリティインシデントが発生した場合や発生に備えるため、組織内外で対応活動を行う体制・組織を指します。企業や行政機関などに設置されるという説明も、この定義と整合する。
比較
他の選択肢は、個人情報保護体制の認定、電子政府向け暗号技術の選定、内閣官房におけるサイバーセキュリティ政策の総合調整を説明しており、インシデント対応組織であるCSIRTの説明とは異なる。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。CSIRTは、企業や行政機関などに設置され、コンピュータセキュリティインシデントに対応する活動を行う組織を指す。この選択肢は、CSIRTの設置場所と中心的な役割を正しく説明している。
選択肢イ
これは不正解だよ。個人情報について適切な保護措置を講じる体制を整備・運用し、JIS Q 15001への適合を認定するという説明は、個人情報保護体制の認定に関する組織を示している。インシデント対応を行うCSIRTの説明ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。電子政府のセキュリティ確保を目的に、安全性及び実装性に優れる暗号技術を選出するという説明は、暗号技術の評価・選定を担う組織に関するものである。CSIRTの役割であるインシデント対応とは異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。内閣官房に設置され、サイバーセキュリティ政策の総合調整を行い、官民一体の活動を進めるという説明は、政策全体を調整する組織を示している。個別のインシデント対応組織であるCSIRTの説明ではない。
学習のポイント
CSIRTと、認証・暗号選定・政策調整を担う組織を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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