SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成26年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アITサービスの存続期間を通したパフォーマンスの変化の測定
- イインシデントが発生したときの問題管理プロセスでの状況証拠の分析
- ウ構成監査及び切り戻しのための基準の提供
- エサービスを機能させるために必要な最低限の利用可能レベルの定義
解き方のヒントを見る
条件と役割の対応を確認する視点
設問の条件を一つずつ読み、問われている用語・手順・役割が、どの観点で説明されているかを整理し、表現の細部よりも条件との対応関係に注目して判断の軸をそろえましょう。
この問題で問われていること
今回の確認では、各記述を覚えているかではなく、設問が示す前提や目的と、説明されている役割・順序・扱い方の観点が一致しているかを丁寧に見比べることに慎重に集中します。
視点
判断するときは、まず設問の条件から対象の範囲、目的、前後関係、関係者の役割など、比較に使う観点を一つ選びます。その観点について各記述を読み、条件との対応が明確か、別の論点を混ぜていないかを確認します。
確認ポイント
- 設問で示された条件のうち、今回の判断軸となる観点を一つに定める
- 各記述がその観点に直接対応しているかを、表現の印象と分けて確認する
- 条件から読み取れない前提や別の論点を、判断に追加していないか見直す
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
構成ベースラインは、承認済みの構成を基準として固定し、その後の変更を比較・確認するために利用する。構成監査や切り戻しでは、この基準との一致・差異を確認できる。
理由
構成ベースラインは、承認された構成アイテムの状態を基準として確立したものです。以後の変更によって構成がどのように変わったかを基準と比較できるため、構成管理上の確認や判断に利用できます。
比較
性能の推移を測定する活動、問題の原因を分析する活動、サービスの最低利用可能レベルを定義する活動は、それぞれ別の管理目的に属します。構成ベースラインの中心的な役割は、構成状態を比較するための基準を提供することです。
選択肢ア
これは不正解だよ。パフォーマンスの長期的な変化を測定することは、サービスの性能指標を継続的に収集・分析する活動に関係します。構成ベースラインは構成アイテムの承認済み状態を固定するもので、性能推移そのものを測定する基準ではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。インシデント発生時の状況証拠を分析することは、問題管理で原因や影響を調査する活動です。構成ベースラインは、障害の証拠を分析するための記録ではなく、構成の基準状態を示すものなので、この説明とは目的が異なります。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。構成ベースラインは、承認された構成アイテムの状態を基準として確立するものです。その基準と現在の状態を比較することで構成監査を行え、変更に問題があった場合には基準時点の構成へ戻す切り戻しの判断や確認にも利用できます。
選択肢エ
これは不正解だよ。サービスを機能させるために必要な最低限の利用可能レベルを定義することは、可用性やサービス要求など、サービスレベルを定める考え方に関係します。構成ベースラインは利用可能レベルの定義ではなく、構成の状態を管理するための基準です。
学習のポイント
構成管理における基準点と、他の管理活動との役割分担
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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