SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成23年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問12

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

様式が複数ある伝票から,様式ごとに定められた項目のデータを入力する。項目の入力漏れを検出するためにプログラムで実行する処理として,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    伝票の様式ごとに定められた項目数と入力された項目数が一致することを確認する。
  2. イ
    伝票の様式に基づいて,入力された項目の値のデータ形式を検査する。
  3. ウ
    入力された項目の内容が,伝票で定義された範囲に収まっていることを確認する。
  4. エ
    マスタファイルと突き合わせて,入力された項目の内容が正しいことを確認する。
解き方のヒントを見る

入力漏れを考える視点

入力データの漏れを扱う問題では、処理の目的と確認対象を切り分け、どの段階で何を根拠に不足を判断するのかを整理しながら、全体の流れを確認しましょう。

この問題で問われていること

一つの観点として、入力値の有無を確認する処理が、対象データの範囲と判定のタイミングに対してどう関係しているかを、処理の流れに沿って確認してください。

視点

入力漏れを検討するときは、値を受け取る箇所から判定、後続処理までを順に追い、確認対象の範囲と判定位置の関係を整理します。

確認ポイント

  • 確認対象が処理のどの段階で定まるかを確認する
  • 入力の有無を判断する対象範囲が一貫しているかを確認する
  • 判定後の処理が確認結果と矛盾しない流れかを確認する
正解と解説を見る

正解

ア

解説

入力漏れの検出には、伝票の様式ごとに定められた項目数と、実際に入力された項目数が一致するかを確認する処理が適切です。データ形式、値の範囲、マスタとの照合は、入力漏れとは異なる検査です。

理由

複数の伝票様式がある場合、様式ごとに入力すべき項目が異なります。そのため、各様式で定められた項目数と、実際に入力された項目数を比較すれば、項目の入力漏れを検出できます。

比較

データ形式の検査は文字列や数値などの型、範囲の検査は許容値、マスタとの突合せは登録内容との一致を確認するものです。いずれも入力内容の妥当性を調べる処理であり、項目数による入力漏れ検出とは目的が異なります。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。伝票の様式ごとに入力すべき項目数は定められているため、その項目数と実際に入力された項目数を確認すれば、項目が入力されていない状態を検出できます。入力漏れの有無を直接確認する処理です。

選択肢イ

これは不正解だよ。入力された項目の値についてデータ形式を検査する処理は、数値や文字列などの形式が適切かを確認するものです。形式が正しくても項目自体が未入力である可能性があるため、入力漏れの検出を直接行う処理ではありません。

選択肢ウ

これは不正解だよ。入力された項目の内容が伝票で定義された範囲に収まるかを確認する処理は、値の範囲や内容の妥当性を検査するものです。範囲内の値が入力されていても、別の項目が漏れていることは検出できません。

選択肢エ

これは不正解だよ。マスタファイルとの突合せは、入力された内容が登録済みの正しい情報と一致するかを確認する処理です。マスタと一致する項目でも、必要な項目の一部が未入力である場合があるため、入力漏れの直接的な検出方法ではありません。

学習のポイント

入力漏れ検査と、入力値の妥当性検査を区別して理解しましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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