SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ
令和5年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問27
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アIoTデバイスに対して、一定期間のエネルギー使用量や稼働状況を把握して、電力使用の最適化を図る技術
- イ周囲の環境から振動、熱、光、電磁波などの微小なエネルギーを集めて電力に変換して、IoTデバイスに供給する技術
- ウデータ通信に利用するカテゴリ5以上のLANケーブルによって、IoTデバイスに電力を供給する技術
- エ必要な時だけ、デバイスの電源をONにして通信を行うことによって、IoTデバイスの省電力化を図る技術
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技術の目的から識別する視点
IoT関連の要素技術は、名称が似ていたり役割が重なったりしやすいものです。細かな用語に反応する前に、提示された情報が何を解決するための仕組みなのかを考え、その中心的な目的を一つに絞ってつかみましょう。
この問題で問われていること
この問題で確認したいのは、各技術がIoTの仕組み全体の中でどんな課題に応えるために使われるのかという一点です。キーワードが一致するかではなく、その技術が存在する理由を自分の言葉で言えるかを確かめながら照らし合わせてください。
視点
要素技術を学ぶときは、名称と機能を丸暗記するより、「どのような不便や制約を解消するために生まれたのか」という目的と結び付けて整理すると区別しやすくなります。目的がはっきりすれば、似た言葉が並んでいても判断の軸がぶれにくくなります。
確認ポイント
- 提示された情報から、その技術が解決しようとしている課題を一文で言い表せるか
- キーワードだけで即断せず、想定した目的と記述内容が矛盾なく結び付くかを確かめたか
- 自分が思い浮かべた技術について、目的を根拠とともに説明できるか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
エネルギーハーベスティングは、周囲の環境から振動、熱、光、電磁波などの微小なエネルギーを集めて電力に変換し、IoTデバイスに供給する技術だよ。だから正答はイだね。
理由
「ハーベスティング」は「収穫」という意味だよ。問題文の選択肢イにあるとおり、周囲の環境に存在する振動、熱、光、電磁波などの微小なエネルギーを集めて電力に変換し、IoTデバイスに供給する技術がエネルギーハーベスティングなんだ。
比較
アは電力使用量や稼働状況を把握して最適化する管理の技術、エは必要な時だけ電源をONにする省電力化の技術で、どちらも消費側の工夫だよ。ウはLANケーブルで給電する技術(一般にPoEと呼ばれる)で、供給側ではあるけれど、電力は給電側からケーブルで送られてくるから、環境からエネルギーを集めるものではないんだ。
選択肢ア
これは不正解だよ。アは、IoTデバイスの一定期間のエネルギー使用量や稼働状況を把握して、電力使用の最適化を図る技術を説明しているよ。これは今ある電力をどう使うかを管理・最適化する話で、電力を新しく得る仕組みではないよ。だから、周囲の微小なエネルギーを集めて電力に変換するエネルギーハーベスティングの説明には当たらないんだ。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。イは、周囲の環境から振動、熱、光、電磁波などの微小なエネルギーを集めて電力に変換し、IoTデバイスに供給する技術だよ。ハーベスティングは「収穫」という意味で、環境中にあるエネルギーを集めて電力として使うという内容が、エネルギーハーベスティングの説明とそのまま一致するんだ。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ウは、データ通信に使うカテゴリ5以上のLANケーブルでIoTデバイスに電力を供給する技術で、一般にPoE(Power over Ethernet)と呼ばれるものだよ。電力はケーブルを通して給電側から送られていて、周囲の環境から微小なエネルギーを集めて電力に変換しているわけではないから、エネルギーハーベスティングではないんだ。
選択肢エ
これは不正解だよ。エは、必要な時だけデバイスの電源をONにして通信を行うことで、IoTデバイスの省電力化を図る技術を説明しているよ。これは消費電力を減らす工夫であって、周囲の環境からエネルギーを集めて電力に変換・供給する仕組みではないよ。だから、エネルギーハーベスティングの説明には当たらないんだ。
学習のポイント
エネルギーハーベスティングを、省電力化の技術やLANケーブルによる給電技術と区別できるようにしよう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問27(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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