SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ
令和4年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問20
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア一定期間内での中断の数
- イ平均故障間隔
- ウ平均サービス・インシデント間隔
- エ平均サービス回復時間
解き方のヒントを見る
保守性指標を整理する視点
保守性に関する指標を考えるときは、用語の印象だけで判断せず、サービス運用のどの場面で観測され、何を評価するためのものかという対応関係に丁寧に注目して整理しましょう。
この問題で問われていること
この問題では、各指標を単独で暗記するのではなく、保守や復旧に関する活動のどの側面を測るものかを読み取り、同じ観点で選択肢を丁寧に比較することに集中してください。
視点
指標を整理する際は、対象となる活動、観測するタイミング、評価したい性質の三つを同じ軸で見比べます。名称から連想を広げすぎず、説明がどの目的に結び付くかを確認すると、概念の境界を保ちやすくなります。
確認ポイント
- 評価対象となる活動が何かを確認する
- 観測される場面や時点を区別する
- 測定結果が示す評価の目的を整理する
正解と解説を見る
正解
エ
解説
保守性とは、障害や故障が発生した際に、保守作業によってサービスをどれだけ速やかに復旧できるかを表す性質です。そのため、保守性の指標には復旧に要する平均時間が適している。
理由
保守性は、故障やサービス障害が起きた後、保守・復旧作業によって通常の状態へ戻す容易さや速さを表します。したがって、平均サービス回復時間は保守性を直接示す指標です。
比較
一定期間内の中断数、平均故障間隔、平均サービス・インシデント間隔はいずれも、障害やインシデントの発生頻度または発生間隔に関する指標です。復旧に要する時間を表す指標とは区別する。
選択肢ア
これは不正解だよ。一定期間内での中断の数は、対象期間中にサービスが中断した回数を示す指標であり、障害や中断の発生頻度を把握するために用いる。中断後、保守作業によってどれだけ短時間で復旧できるかという保守性を直接表すものではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。平均故障間隔は、ある故障から次の故障までの平均的な時間を示す指標であり、故障の発生しにくさや信頼性を評価する観点に対応する。故障が発生した後の保守作業に要する復旧時間を示す指標ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。平均サービス・インシデント間隔は、サービスに関するインシデントが発生する間隔を表す指標であり、インシデントの発生頻度を評価するためのものと考えられる。発生後のサービス回復に要する時間を表す保守性の指標ではない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。平均サービス回復時間は、サービスの中断や障害が発生してから、通常のサービス状態へ戻るまでに要する平均時間を表す。保守作業による復旧の速さを示すため、保守性を表す指標に該当する。
学習のポイント
可用性指標を、障害の発生頻度や間隔と、発生後の復旧時間に分類する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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