SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ
平成28年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問22
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アIT環境とは,企業内部に限られた範囲でのITの利用状況である。
- イITの統制は,ITに係る全般統制及びITに係る業務処理統制から成る。
- ウITの利用によって統制活動を自動化している場合,当該統制活動は有効であると評価される。
- エITを利用せず手作業だけで内部統制を運用している場合,直ちに内部統制の不備となる。
解き方のヒントを見る
統制目的とIT対応の関係を整理する視点
内部統制とITの関係を考えるときは、個別の技術用語や作業内容を先に当てはめず、組織の統制目的に対してITがどの段階で関わるのかという一つの観点から丁寧に整理します。
この問題で問われていること
各記述を読む際は、ITに関する内容そのものではなく、内部統制上の目的とのつながりや、統制活動を支える位置付けが一貫して説明されているかに、まず慎重に注目します。
視点
内部統制の目的を起点に、ITに関する記述がその目的との関係をどのように説明しているかを確認します。用語の印象だけで判断せず、役割のつながりを抽象的に捉えます。
確認ポイント
- 記述が示す目的と役割の関係を確認する
- ITという語だけで判断せず文脈を読む
- 説明全体のつながりが一貫しているかを見る
正解と解説を見る
正解
イ
解説
この設問は、財務報告に係る内部統制におけるITへの対応について、IT環境の定義、IT統制の構成、統制活動の評価、手作業運用の扱いを正しく区別できるかを問う問題です。
理由
ITに係る統制は、ITに係る全般統制と、個々の業務処理に関係するITに係る業務処理統制から構成されます。この分類を示している記述が適切です。
比較
IT環境の説明を企業内部だけに限定したり、自動化や手作業であることだけから統制の有効性や不備を直ちに判断したりする記述は、評価条件を適切に表していません。
選択肢ア
これは不正解だよ。IT環境は企業内部に限られた範囲だけを指すものではなく、内部統制に関係するITの利用状況を広く捉える概念です。「企業内部に限られた範囲」と限定しているため、定義として不適切です。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。ITの統制は、IT全体の運用や管理に関わる全般統制と、業務処理に組み込まれたITに関わる業務処理統制から成ります。この二つの構成要素を正しく示している記述です。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ITの利用によって統制活動を自動化していても、それだけで当該統制活動が有効であるとは評価できません。自動化された仕組みが適切に設計され、正しく運用されているかなどの確認が必要です。
選択肢エ
これは不正解だよ。ITを利用せず手作業だけで内部統制を運用している場合でも、その事実だけで直ちに内部統制の不備になるわけではありません。統制の目的を満たしているかなどを評価して判断します。
学習のポイント
IT統制は全般統制と業務処理統制に分けて整理します。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針