SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ
平成28年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問4
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア同一のバンクに連続してアクセスしたとき,アクセス時間を短くする。
- イ同一のバンクの連続したアドレスにアクセスしたとき,キャッシュミス発生時のアクセス時間を短くする。
- ウ一つのバンクが故障しても,システムが停止しないようにする。
- エ複数のバンクに割り振った連続したアドレスにアクセスしたとき,アクセス時間を短くする。
解き方のヒントを見る
目的を整理するための視点
用語の細かな定義や個別の方式名に引きずられず、処理全体の効率や待ち時間に関わる観点から、仕組みを導入する目的と期待される効果の関係を整理して考えましょう。
この問題で問われていること
判断するときは、複数の処理要求を扱う仕組みが、利用できる資源の偏りや待機の発生とどう関係するかという一点に注目し、役割と効果を分けて整理してください。
視点
個別の実装手順や式ではなく、処理要求と利用可能な資源の関係を整理し、導入目的と期待される改善を分けて考えます。
確認ポイント
- 説明が仕組み自体か、導入目的かを区別する。
- 処理要求と利用可能な資源の関係に注目する。
- 述べられた効果が全体の効率とどう結び付くか確認する。
正解と解説を見る
正解
エ
解説
メモリインタリーブは、主記憶を複数のバンクに分け、連続したアドレスを複数バンクへ振り分けることで、連続アクセス時にバンクを並列的に利用し、アクセス時間を短縮する仕組みです。
理由
連続したアドレスを複数のバンクに割り振ると、あるバンクの処理中に別のバンクへアクセスできるため、連続アクセスを効率化できる。これがメモリインタリーブの目的です。
比較
同一バンクへの連続アクセスでは複数バンクの並列利用ができない。キャッシュミス時の読出し高速化は、同一バンクという条件だけではメモリインタリーブの効果を表さず、故障時のシステム継続も目的ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。同一のバンクに連続してアクセスする条件では、複数のバンクを並列に利用するメモリインタリーブの効果を生かせない。したがって、同一バンクへのアクセス時間を短くするという説明は、目的と一致しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。キャッシュミス後の読出しであっても、同一のバンクの連続したアドレスにアクセスする条件では、複数バンクへの分散による並列利用ができない。誤りはキャッシュの説明にあるのではなく、同一バンクに限定している点にある。
選択肢ウ
これは不正解だよ。一つのバンクが故障してもシステムを停止させないことは、メモリインタリーブが目指すアクセス性能向上の説明ではない。選択肢はバンク間のアクセス時間短縮ではなく、故障時の可用性を述べており、目的が異なる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。連続したアドレスを複数のバンクに割り振ると、各バンクを並列的に利用でき、連続アクセスに要する時間を短くできる。複数バンクへの分散とアクセス時間短縮の関係を正しく説明している。
学習のポイント
バンクの分散による並列利用と、キャッシュや故障対策との違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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