SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ

平成24年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅰ 問18

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

図のアローダイアグラムから読み取れることのうち,適切なものはどれか。ここで,プロジェクトの開始日は0日目とする。
作業A~Hと所要日数,ダミー作業を示すアローダイアグラム及び凡例。
作業A~Hと所要日数,ダミー作業を示すアローダイアグラム及び凡例。

選択肢

  1. ア
    作業Cを最も早く開始できるのは5日目である。
  2. イ
    作業Dはクリティカルパス上の作業である。
  3. ウ
    作業Eの余裕日数は30日である。
  4. エ
    作業Fを最も遅く開始できるのは10日目である。
解き方のヒントを見る

作業計画を読む一つの視点

作業の並びと日程を考えるときは、個々の情報を先に決めつけず、全体のつながりと前後関係を同じ基準で見比べることが大切です。そのうえで、無理なく成立する流れかを落ち着いて確認しましょう。

この問題で問われていること

確認の中心は、示されている作業同士の関係を追いながら、順序と日程が互いに矛盾なく理解できるかという一点です。各情報を同じ視点で整理し、全体像を見失わないようにしましょう。

視点

個別の情報だけを切り離して判断せず、作業同士の関係、時間の流れ、全体としてのつながりを一つの視点から整理します。判断に迷うときも、目立つ部分ではなく、全体の整合性を確認することを意識しましょう。

確認ポイント

  • 作業間の前後関係を読み取り、どの情報が先に成立する必要があるかを整理する
  • 日程の並びを全体で眺め、相互に食い違う前提がないかを確認する
  • 一部だけで判断せず、すべての条件を同じ観点で照合して説明の整合性を確かめる
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

イベントの最早時刻と最遅時刻を順に求めると、プロジェクト完了は60日目となる。作業Eは最早開始10日目、最遅開始40日目なので、余裕日数は30日です。

理由

開始イベントを0日目とすると、Bの完了は10日目で、ダミー作業を経由するため作業Cの開始イベントはmax(5日、10日+0日)=10日目となる。作業Eの最早開始は10日目、終点イベントの最遅時刻は50日目なので、最遅開始は50日-10日=40日目、余裕は40日-10日=30日です。

比較

最長となる経路は、B 10日+ダミー0日+C 20日+G 20日+H 10日=60日です。Dを通る経路は開始イベントからDの終点まで40日、Hを含めても50日なので、Dには10日の余裕があり、クリティカルパス上ではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。作業Cの始点イベントには、Aの5日経路だけでなく、Bの10日経路と所要日数0日のダミー作業も到達する。したがって最早開始日はmax(5日,10日+0日)=10日目であり、5日目ではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。クリティカルパスは、B 10日、ダミー0日、C 20日、G 20日、H 10日の経路で、合計60日となる。Dを通る経路はHまで含めて50日なので、Dには10日の余裕があり、クリティカルパス上の作業ではない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。作業Eの最早開始日は、作業Cの始点イベント時刻である10日目である。Eの終点イベントの最遅時刻は50日目なので、最遅開始日は50日-10日=40日目となる。したがって余裕日数は40日-10日=30日である。

選択肢エ

これは不正解だよ。作業Fの最早開始日は、Bの完了後である10日目である。一方、Fの終点イベントの最遅時刻は50日目で、所要日数は10日なので、最遅開始日は50日-10日=40日目となる。10日目は最早開始日であり、最遅開始日ではない。

学習のポイント

最早時刻・最遅時刻・クリティカルパスの関係を、作業ごとの余裕日数の計算に結び付ける。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅰ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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