SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

令和6年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問19

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

工場の生産能力を増強する方法として、 新規システムを開発する案と既存システムを改修する案とを検討している。 次の条件で、 期待金額価値の高い案を採用するとき、 採用すべき案と期待金額価値との組合せのうち、 適切なものはどれか。ここで、 期待金額価値は収入と投資額との差で求める。

選択肢

  1. ア
    〔条件〕
  2. イ
    ・新規システムを開発する場合の投資額は100億円であって、 既存システムを改修する場合の投資額は50億円である。
  3. ウ
    ・策要が拡大する確率は79%であって、 希要が縮小する確率は309%である。
  4. エ
    ・新規システムを開発した場合、 需要が拡大したときは180億円の収入が見込まれ、 需要が縮小したときは50億円の収入が見込まれる。
解き方のヒントを見る

期待金額価値(EMV)でどちらの案が得かを比べる問題だよ

需要が拡大するか縮小するかを“起こりやすさ付きの未来”として考えよう。新規開発案は `0.7×(180-100)+0.3×(50-100)=41`、既存改修案は `0.7×(120-50)+0.3×(40-50)=46` になるよ。つまり、平均的に見込めるもうけが大きいのは、46の既存改修案だね。

この問題で問われていること

ポイントは、需要拡大70%・需要縮小30%という確率を重みとして使い、各案の期待金額価値(EMV)を計算できるかだよ。くじ引きの当たりやすさを考えて平均の得を比べるイメージで整理しよう。

Expected Monetary Value

EMV = Σ probability × (income - investment)

new: 41\nmodify: 46\nchoose modify

確認ポイント

  • 収入だけでなく投資額を差し引く。
  • 確率 70% と 30% を掛ける。
  • 46 億円の既存改修を選ぶ。
正解と解説を見る

正解

ア

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。まず『もうけの平均』を比べる問題だと思おう。既存システム改修は、需要拡大なら120-50=70億円、需要縮小なら40-50=-10億円。これに確率をかけると、70×0.7+(-10)×0.3=46億円。新規開発の41億円より高いので、『既存システムの改修・46億円』が一番よい選び方だよ。

選択肢イ

これは不正解だよ。既存システム改修を選ぶところまでは合っているけど、期待金額価値が96億円ではないよ。宝くじの当たり額だけを見るのではなく、買うために払ったお金も引くのと同じで、投資額50億円を引いて考える必要があるんだ。計算すると46億円になるよ。

選択肢ウ

これは不正解だよ。新規システム開発の期待金額価値は41億円で計算自体は合っているけど、採用すべき案ではないよ。レストランで2つの定食の満足度を比べて、高い方を選ぶ感じで、既存システム改修の46億円の方が大きいから、41億円の新規開発は選ばないんだ。

選択肢エ

これは不正解だよ。新規システム開発で130億円というのは、需要が拡大したときの収入180億円から投資額100億円を引き忘れたり、縮小時のマイナスを考えていないような数字だよ。傘を買うか迷うときに『晴れたら得、雨なら損』を確率込みでならすように、80×0.7+(-50)×0.3=41億円で見る必要があるよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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