SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ
令和3年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問14
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア企業がIT活用を推進していく中で、 サイバー攻撃から企業を守る観点で経営者が認識すべき3原則と、 サイバーセキュリティ対策を実施する上での資任者となる担当幹部に、 経営者が指示すべき重要10項目をまとめたもの
- イ経営者がサイバーセキュリティについて方針を示し、 マネジメントシステムの要求事項を満たすサルールを定め、 組織が保有する情報資産をCIAの観点から維持管理し、 それらを継続的に見直すためのプロセス及び管理策を体系的に規定したもの
- ウ事業体のITに関する経営者の活動を、 大きくITガバナンス (統制) とITマネジメント (管理) に分割し、 具体的な目標と工程として40のプロセスを定義した
- エもの
解き方のヒントを見る
JPCERT/CCはサイバー事故の“相談窓口”だよ
JPCERT/CCは、政府機関や企業そのものではなく、中立的な立場でサイバー攻撃や情報漏えいなどのインシデント対応を支援する組織だよ。たとえるなら、ネットの世界で事故が起きたときに、原因調査や注意喚起を手伝ってくれる“救急相談センター”のような存在だね。
この問題で問われていること
ポイントは、JPCERT/CCをCRYPTRECや内閣官房系の組織と混同しないことだよ。CRYPTRECは暗号技術の評価・推奨が中心、内閣官房系の組織は政府全体のサイバー政策や司令塔の役割が中心。JPCERT/CCは、現場のインシデント対応支援や脆弱性情報の発信を行う組織、と整理しよう。
JPCERT/CC
independent coordination center for incident response support in Japan
receive reports\nsupport response\nanalyze incidents
確認ポイント
- 標準化審議会ではありません。
- 暗号評価プロジェクトでもない。
- 独立した対応支援組織です。
正解と解説を見る
正解
ウ
出典
問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。
選択肢ア
正解だよ。これは「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」の説明そのもの。会社を家に例えると、社長が「泥棒対策は担当者に任せきりでいいや」ではなく、「玄関、窓、合鍵の管理まで方針を出そう」と考えるための手引きなんだ。経営者が知るべき3原則と、CISOなどに指示する重要10項目をまとめているよ。
選択肢イ
不正解だよ。これはISMS、つまり情報セキュリティマネジメントシステムの説明に近いよ。家の中の大事な物を「誰が見られるか」「壊れないか」「必要な時に使えるか」と管理して、定期的に見直す仕組みの話なんだ。今回のガイドラインは、もっと経営者向けに「会社全体の防犯方針をどう出すか」を示すものだよ。
選択肢ウ(正解)
不正解だよ。これはCOBITの説明だよ。COBITは、会社のITをうまく統制・管理するための大きな管理表みたいなもの。店長が店全体の業務マニュアルを整えるイメージだね。今回のテーマはサイバー攻撃から会社を守るために経営者が何を認識し、何を指示するかなので、COBITとは対象が少し違うよ。
選択肢エ
不正解だよ。公式の選択肢エは、サイバーセキュリティ基本法のような「国としてサイバーセキュリティをどう進めるか」という法律寄りの説明だよ。今回聞かれているのは、会社の経営者向けに「泥棒対策をどう指示するか」をまとめたガイドラインなので、国の責務を定める話とは方向が違うんだ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問14(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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