SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ
令和2年度10月 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問27
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア仮想化された標準的なシステム資源を用意しておき、 業務内容に合わせてシステムの規模や構成をソフトウェアによって設定する。
- イ機器を販売するのではなく貸し出し、 その機器に組み込まれたセンサで使用状況を検知し、 その情報を元に利用者から利用料金を徴収する。
- ウ業務処理機能やデータ蓄積機能をサーバにもたせ、 クライアント側はネットワーク接続と最小限の入出力機能だけをもたせてデスクトップの仮想化を行う。
- エ現実世界の都市の構造や活動状況のデータによって仮想世界を構築し、 災害の発生や時問軸を自由に操作して、 現実世界では実現できないシミュレーションを
解き方のヒントを見る
午前I 問27:CPSは「現実とコンピュータを行ったり来たりする仕組み」だよ
CPSは、センサで現実世界の様子を集めて、コンピュータ側で分析したり判断したりして、その結果をまた現実世界の制御や改善に返す仕組みだよ。たとえば、工場の機械の状態をセンサで見て、コンピュータが異常を予測し、機械の動きを調整するようなイメージだね。
この問題で問われていること
ポイントは、CPSを「ただ現実をコンピュータ上に再現するだけの話」と勘違いしないことだよ。デジタルツインのように仮想空間で状態を表すだけでなく、現実からデータを取り込み、分析して、現実側へ制御や価値として戻すところまで含むのがCPSだと押さえよう。
CPS Example
sensor data from physical equipment is used in cyberspace for billing and service control
physical usage\nsensed data\ncyber processing\nservice/billing
確認ポイント
- 機器貸与だけではなくセンサ連動が本質です。
- 仮想デスクトップではありません。
- 現実とサイバーの循環を見る。
正解と解説を見る
正解
エ
出典
問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。
選択肢ア
これは不正解だよ。あらかじめ用意したコンピュータ資源を、ソフトウェアの設定で必要な形に組み替える話だね。会議室の机や椅子を用途に合わせて並べ替えるようなイメージだよ。これはSDIなどの考え方に近く、都市や工場など現実の状態を仮想空間に再現してシミュレーションする話ではないよ。
選択肢イ
これは不正解だよ。機器を売り切りにせず、使った分だけ料金をもらう仕組みの説明だね。コピー機を買うのではなく、印刷した枚数ぶんだけ払うイメージだよ。センサで現実の状態を集めてはいるけれど、仮想空間に現実そっくりの世界を作って試す話ではないんだ。
選択肢ウ
これは不正解だよ。重たい処理やデータはサーバ側に置いて、手元の端末は画面表示と入力くらいにする話だね。たとえるなら、料理は厨房で作って、客席には完成した皿だけ運ぶ感じ。これはシンクライアントやデスクトップ仮想化の説明で、現実世界の双子を仮想世界に作る話ではないよ。
選択肢エ(正解)
これが正解だよ。現実の街をそっくりな模型としてコンピュータ上に作り、災害が起きたらどうなるか、時間を進めたらどう変わるかを試すイメージだね。実物の街で本当に災害実験はできないから、仮想世界の双子で試す、というのがデジタルツインだよ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問27(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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