SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

平成29年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問28

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

IoTの技術として注目されている、 エッジコンビューティングの説明として、 適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    演算処理のリソースを端末の近傍に置くことによって、 アプリケーション処理の低遅延化や通信トラフィックの最適化を行う。
  2. イ
    データの特徴を学習して、 事象の認識や分類を行う。
  3. ウ
    ネットワークを介して複数のコンピュータを結ぶことによって、 全体として処理人能力が高いコンピュータシステムを作る。
  4. エ
    周りの環境から微小なエネルギーを収穫して、 電力に変換する。
解き方のヒントを見る

午前I 問28:IoTは“モノがネットにつながって働く”仕組みだよ

IoTのポイントは、スマホやPCでネットを見ることじゃないよ。温度センサーや家電、車みたいな現実世界のモノが、自分で情報を集めてネットに送り、その情報を使ってサービス提供や機械の制御につなげるところが本質なんだ。たとえば、冷蔵庫が中の温度を知らせたり、工場の機械が異常を検知して通知したりするイメージだよ。

この問題で問われていること

M2Mのような機械同士の通信や、単なるWeb閲覧と混同せずに、IoTならではの“現実のモノがデータを集め、ネットワーク経由で活用される”という特徴を見抜けるかが問われているよ。

IoT

IoT connects sensors and devices to networks to collect data and enable monitoring or control

things + sensors\nnetwork connection\nmonitor/control

確認ポイント

  • PC で Web を見るだけでは IoT ではありません。
  • モノからのデータ収集と制御に注目する。
  • センサ連携の例を選ぶ。
正解と解説を見る

正解

ア

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。エッジコンピューティングは、遠くの本社に毎回聞きに行くのではなく、近所の窓口で先に処理してくれるイメージ。端末の近くで計算するから返事が速くなり、遠くのサーバへ送るデータも減らせるんだ。

選択肢イ

これは不正解だよ。データの特徴を学習して認識や分類をするのは、写真を何度も見て『これは猫、これは犬』と覚えるような機械学習の説明だよ。エッジコンピューティングそのものは、学習方法ではなく処理する場所の考え方なんだ。

選択肢ウ

これは不正解だよ。複数のコンピュータをつないで全体の処理能力を上げる話は、みんなで重い荷物を分担して運ぶような分散処理やクラスタの説明だよ。エッジコンピューティングのポイントは「端末の近くで処理すること」なんだ。

選択肢エ

これは不正解だよ。周りの光や振動などから小さな電力を集めるのは、落ちている小銭を少しずつ集めて電池代わりにするようなエナジーハーベスティングの説明だよ。エッジコンピューティングは電気を作る技術ではなく、端末の近くで計算する技術だよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問28(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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