SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ
平成28年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア暗号通信方式としてIPsecとTLSを選択可能にすることによって利用者の利便性を高める。
- イ公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式を組み合わせることによって鍵管理コストと処理性能の両立を図る。
- ウ複数の異なる共通鍵暗号方式を組み合わせることによって処理性能を高める。
- エ複数の異なる公開鐘暗号方式を組み合わせることによって安全性を高める。
解き方のヒントを見る
午前I 問15:本文は速い共通鍵、鍵は安全に渡せる公開鍵で守るよ
暗号化したい本文そのものは、処理が速い共通鍵暗号でサクッと守るのが定番だよ。ただし共通鍵は相手にも渡さないと使えないから、その鍵を公開鍵暗号で包んで安全に届ける、という組み合わせで使うんだ。荷物は軽く運べる箱に入れて、その箱の鍵だけを頑丈な金庫で送るイメージだね。
この問題で問われていること
ポイントは、「本文を暗号化するのは共通鍵暗号」「その共通鍵を保護して渡すのは公開鍵暗号」と役割を分けて考えられるかだよ。本文まで公開鍵暗号で暗号化する、と勘違いしないようにしよう。
Hybrid Encryption
hybrid cryptography encrypts data with a symmetric key and protects that key with public-key cryptography
data -> symmetric key\nkey -> public-key encryption
確認ポイント
- 本文全体を公開鍵で暗号化するとは限らない。
- 共通鍵は高速、公開鍵は鍵配送向きです。
- 役割分担を押さえる。
正解と解説を見る
正解
イ
出典
問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。
選択肢ア
これは不正解だよ。IPsecとTLSを選べるようにする話は、『玄関から入るか裏口から入るかを選べる』みたいな通信方式の選択の話で、暗号方式そのものを組み合わせる話ではないんだ。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。最初に公開鍵暗号で共通鍵を安全に渡し、その後は速い共通鍵暗号で通信する方式なんだ。たとえるなら、頑丈な窓口で安全に合鍵を受け渡して、あとはその合鍵でスムーズに出入りする感じだよ。安全な鍵配りと高速な処理を両立できるんだ。
選択肢ウ
これは不正解だよ。共通鍵暗号をいくつも組み合わせても、鍵をどう安全に渡すかという問題は残るし、むしろ手順が増えて処理が速くなるとは限らないよ。合鍵を何本も使うだけでは、合鍵を安全に渡す悩みは解決しない感じだね。
選択肢エ
これは不正解だよ。公開鍵暗号を複数組み合わせると安全性が上がる場合も考えられるけど、処理は重くなりやすいんだ。重い金庫を何個も重ねるようなもので、速く便利に使う目的には合わないよ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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