SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

平成24年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問10

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

トランザクションが、 データベースに対する更新処理を完全に行うか、 全く処理しなかったかのように取り消すか、 のいずれかを保証する特性はどれか。

選択肢

  1. ア
    一貫性 (consistency)
  2. イ
    原子性 (atomicity)
  3. ウ
    耐久性 (durabiity)
  4. エ
    独立性Gsolation)
解き方のヒントを見る

午前I 問10:専有ロックは“今は自分だけが編集するよ”のロック

専有ロックは、共有ロックよりも制約が強いロックだよ。たとえば、みんなで読める資料に対して、誰かが赤ペンで修正している間は他の人が勝手に読んだり書いたりしないように止めるイメージ。データを書き換えるときに、途中の中途半端な状態を他の処理に見せないために使うんだ。

この問題で問われていること

共有ロックは“読む人同士なら一緒にOK”、専有ロックは“書き込み中だから他の操作は待ってね”という違いを区別できるかがポイントだよ。

Exclusive Lock

exclusive locks prevent conflicting access so that updates preserve data consistency

stronger than shared lock\nprotects updates

確認ポイント

  • 共有ロックより制約が強い。
  • 更新時の整合性確保に使う。
  • 排他ロックを選ぶ。
正解と解説を見る

正解

イ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

一貫性(consistency)は不正解だよ。これは、処理の前後でデータのルールが壊れないようにする性質なんだ。たとえば、在庫数はマイナスにならない、口座残高は決められた形式で正しく保つ、みたいなルールを守るイメージだね。今回の『途中で失敗したら全部取り消す』という話は原子性のことだよ。

選択肢イ(正解)

原子性(atomicity)が正解だよ。これは、処理を「全部成功」か「全部取り消し」のどちらかにする性質なんだ。たとえば、ATMで送金するときに、自分の口座からお金だけ引かれて相手に届かない、なんてことが起きたら困るよね。失敗したら最初から何もなかった状態に戻す、という約束が原子性だよ。

選択肢ウ

耐久性(durability)は不正解だよ。これは、一度完了した処理結果は、停電や故障があっても消えないようにする性質なんだ。たとえば、役所で手続きが完了して記録されたら、あとで照明が落ちても記録は残っている、という感じだね。今回問われているのは、完了後に残るかではなく、処理を全部やるか全部戻すかだよ。

選択肢エ

独立性(isolation)は不正解だよ。これは、複数の人が同時に銀行窓口で手続きしても、お互いの途中経過が変に見えないようにする性質なんだ。たとえば、隣の人の振込途中の金額が自分の通帳に混ざらないようにする感じだね。今回の『全部やるか、全部なかったことにするか』とは別の話だよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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