SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

平成23年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問17

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

プロジェクトの工程管理や進捗管理に使用されるガントチャートの特徴はどれか。 ア各作業の開始時点と終了時点が一目で把握できる。 イ各作業の前後関係が明確になり、 クリティカルパスが把握できる。

選択肢

  1. ア
    各作業の開始時点と終了時点が一目で把握できる。
  2. イ
    各作業の前後関係が明確になり、 クリティカルパスが把握できる。
  3. ウ
    各作業の余裕日数が容易に把握できる。
  4. エ
    各作業を要素に分解することによって、 管理がしやすくなる。 ー8一
解き方のヒントを見る

専門のチーム(モデレータや記録係)が、役割分担して設計書やコードの欠陥をフォーマルに監査する「インスペクション」

レビュー手法「インスペクション(Inspection)」についての問題だよ。開発メンバーがカジュアルに集まって意見交換する「ウォークスルー」とは違って、インスペクションは非常にカッチリした(公式な)会議なんだ。「モデレータ(司会進行役)」や「インスペクタ(監査役)」「リーダー(記録係)」などの役割を事前にはっきり決めて、チェックリストに沿ってプログラムコードや仕様書のバグを厳密に洗い出すんだよ。

この問題で問われていること

役割を決めずに気軽にコードを読む一般的なレビュー(ウォークスルー)と対比させて、「司会進行役(モデレータ)などの明確な役割分担を定め、チェックリスト等を用いて厳密なプロセスに従って成果物の欠陥を検出する公式レビュー手法(インスペクション)」を選ぼう。

Inspection

inspection is a formal static review with defined roles and procedures for defect detection

formal\nstatic\nrole-based

確認ポイント

  • 動的テストではありません。
  • 形式的レビューです。
  • インスペクションを選ぶ。
正解と解説を見る

正解

イ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

これは正解だよ。ガントチャートは、作業ごとに横棒で期間を表す表なので、「この作業はいつ始まって、いつ終わるのか」がぱっと見で分かるんだ。学校の時間割に線を引いて「この時間は数学、この時間は英語」と見るようなものだよ。

選択肢イ(正解)

これは不正解だよ。作業の順番や「ここが遅れると全体も遅れる」というクリティカルパスを見るのは、ガントチャートよりもアローダイアグラムの得意分野なんだ。旅行の予定表でいうと、横棒のカレンダーではなく「空港へ行く→飛行機に乗る→ホテルへ行く」みたいなつながり図を見る感じだよ。

選択肢ウ

これは不正解だよ。作業に何日くらい余裕があるかを見やすいのは、アローダイアグラムなどで日程計算をしたときの話なんだ。ガントチャートはカレンダー上の予定表に近くて、余裕日数まで自動的に分かる道具ではないよ。

選択肢エ

これは不正解だよ。作業を細かい部品に分けて管理しやすくするのは、WBSの考え方なんだ。引っ越しを「荷造り」「電気の手続」「掃除」みたいに分けるイメージで、ガントチャートそのものの特徴ではないよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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