SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

平成23年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問10

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

元のデータベースと同じ内容の複製データベースをあらかじめ用意しておき、 元のデータベースの更新に対し、 非同期にその内容を複製データベースに反映する手法はどれか。

選択肢

  1. ア
    2相コミットメント
  2. イ
    クラスタリング
  3. ウ
    ミラーリング
  4. エ
    レプリケーションー6一
解き方のヒントを見る

お互いが「相手の持っているおもちゃ」が空くのを待ち続けて、全員がフリーズする(デッドロック)

システムがフリーズする現象「デッドロック」の問題だよ。例えば、プログラムAがファイル1を使っていて、次にファイル2を使いたいとする。同時に、プログラムBがファイル2を使っていて、次にファイル1を使いたいとする。この時、お互いが「相手が使い終わるまで待つ」という膠着状態(デッドロック)になり、システム全体が一切動かなくなってしまうんだ。

この問題で問われていること

単なるシステム負荷による遅延とは区別して、「2つ以上のプロセスが、お互いに相手の占有している資源(リソース)が解放されるのを待ち合って、処理が永久に停止してしまう状態」を選び出そう。

Deadlock

deadlock occurs when processes wait on each other’s resources in a cycle and no progress is possible

mutual exclusion\nhold and wait\nno preemption\ncircular wait

確認ポイント

  • 単なる高負荷状態ではありません。
  • 循環待ちが要点です。
  • デッドロックを選ぶ.
正解と解説を見る

正解

イ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

これは不正解だよ。2相コミットメントは、複数のデータベースに更新するときに「みんな準備OK?じゃあ一斉に確定しよう」と確認する仕組みなんだ。遠足で全員そろったか点呼してから出発する感じで、複製DBへ非同期にコピーする話とは違うよ。

選択肢イ(正解)

これは不正解だよ。クラスタリングは、複数のサーバを組にして、片方が倒れても別のサーバで続けたり、処理を分担したりする考え方だよ。窓口を複数用意するイメージで、元DBの更新をあとから複製DBに反映する仕組みそのものではないよ。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ミラーリングは、主にディスクなどを同じ内容に保って、片方が壊れてももう片方で続けられるようにする仕組みだよ。合鍵というより、同じ財布を同時にもう一つ持つ感じだね。問題のように複製DBへ非同期に更新を反映する用語としては、レプリケーションを選ぶよ。

選択肢エ

これは正解だよ。レプリケーションは、元のデータベースの内容を別のデータベースにもコピーしておき、更新内容を順番に反映する仕組みだよ。本店の台帳を更新したら、少し遅れて支店の台帳にも書き写すイメージだね。問題文の「複製データベースに非同期に反映」にぴったりだよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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