SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ
平成22年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アUPS装置を設置することで、 停電時に手順どおりにシステムを停止できるようにし、 データを保全する。
- イ制御プログラムの障害時に、 システムの暴走を避け、 安全に運転を停止できるようにする。
- ウハードウェアの障害時に、 パフォーマンスは低下するが、 構成を縮小して運転を続けられるようにする。
- エ利用者の誤操作や誤入力を未然に防ぐことで、 システムの誤動作を防止できるようにする。
解き方のヒントを見る
4つのエンジンのうち1つが壊れても、パワーを少し落として目的地まで飛び続ける設計(フェールソフト)
故障への備え方の1つ「フェールソフト(Fail Soft)」の問題だよ。システムの一部が壊れた時、完全に止めてしまうのではなく、壊れた部分を切り離して、性能や機能を少し落としてでも「動き続けること(縮退運転)」を最優先にする設計思想なんだ。電車のモーターが半分故障しても、速度を落として次の駅まで走り切る、といった例が分かりやすいね。
この問題で問われていること
異常時に安全な状態へ止める「フェールセーフ」とは区別して、「故障が発生した際に、一部機能を制限してでも稼働を維持し続ける(縮退運転を行う)」のがフェールソフトだと見抜こう。
フェールソフトの特徴
冗長系の片側が故障しても、性能は落ちてよいのでサービスを止めないようにするのがフェールソフトです。安全停止させるフェールセーフとは異なります。
故障発生\n性能や構成を縮小\n-> 運転継続
確認ポイント
- 安全に停止させるのはフェールセーフ寄りです。
- UPS による停電対策そのものではありません。
- 縮退して運転を続ける説明を選びます。
正解と解説を見る
正解
ウ
出典
問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。
選択肢ア
これは不正解だよ。UPSで停電時に安全に停止してデータを守るのは、停電というトラブル時に安全な終わり方をする仕組みだね。たとえるなら、急に電気が消えても非常灯で出口まで案内して店を閉める感じだよ。運転を続けるフェールソフトではないんだ。
選択肢イ
これは不正解だよ。制御プログラムがおかしくなったら安全に止める、という話なので「フェールセーフ」に近いんだ。車でいうと、危ないときは無理に走らずブレーキをかけて止まる感じだね。フェールソフトは、止めるよりも機能を減らしてでも動き続ける考え方だよ。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ハードウェアが一部壊れても、性能を落として小さな構成で運転を続けるのが「フェールソフト」なんだ。レジが3台中1台壊れても、残り2台で待ち時間は増えるけど店を開け続ける、というイメージだよ。
選択肢エ
これは不正解だよ。利用者の誤操作や誤入力を防ぐのは「フールプルーフ」の考え方なんだ。電子レンジの扉が開いていると動かない、入力欄に変な値を入れられないようにする、みたいな仕組みだね。壊れた後に縮小運転するフェールソフトとは別物だよ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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