SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ
平成22年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア外部の者が侵入できないように、 入退室をより厳重に管理する。
- イ情報資産を外部のデータセンタに預託する。
- ウ情報の重要性と対策費用を勘案し、 あえて対策をとらない。
- エデータの安易な作成を禁止し、 不要なデータを消去する。
解き方のヒントを見る
漏えいして困る顧客データは「最初から作らない・用が済んだら消す」ことで、リスクを完全にゼロにする(リスク回避)
セキュリティの「リスク対策」の分類についての問題だよ。個人情報を漏えいさせないために、「そもそも不要なデータを保存しない」「使い終わったら即座に消去する」という対策は、「リスクの発生源そのものを無くしてしまう」ことになるので、「リスク回避」と呼ばれるよ。
この問題で問われていること
保険に入って損害を補償する「リスク移転(転嫁)」や、監視を強める「リスク低減(低減)」と区別して、「リスクを生む行為や資産そのものを完全に無くして避ける(リスク回避)」の定義を選ぼう。
リスク対応の分類
入退室強化はリスク低減、対策しないのはリスク受容です。リスク源そのものをなくすのが回避です。
リスク源をなくす -> 回避\n発生確率や影響を下げる -> 低減\nあえて受け入れる -> 受容
確認ポイント
- 入退室管理強化はリスク低減です。
- 対策を取らないのはリスク受容です。
- 不要データを作らず消去する対応を選びます。
正解と解説を見る
正解
イ
出典
問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。
選択肢ア
これは不正解だよ。入退室を厳しくするのは、家の玄関の鍵を増やして泥棒に入りにくくするようなものだね。危険を小さくする“リスク低減”であって、危険の元をなくす“リスク回避”ではないよ。
選択肢イ(正解)
これは不正解だよ。外部のデータセンタに預けるのは、貴重品を自宅ではなく貸金庫に預けるようなものだね。管理の一部を外に任せる“リスク移転”に近く、データそのものをなくす対応ではないよ。
選択肢ウ
これは不正解だよ。『高い鍵を付けるより、盗まれても困らない物だからそのままにする』という考え方で、リスクを受け入れる“リスク保有”に当たるんだ。リスクの原因そのものをなくす対応ではないよ。
選択肢エ
これは正解だよ。不要なデータを消すのは、盗まれたら困る書類をそもそも机に置かないようにするイメージだね。漏えいする対象を減らしてリスクの原因を取り除くので、“リスク回避”に当たるよ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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