SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ
平成22年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア企業が競争優位性の構築を目的にIT戦略の策定・実行をコントロールし、 あるベき方向へ導く組織能力のことである。
- イ業務を管理するシステムにおいて、 承認された業務がすべて正確に処理、 記録されることを確保するために、 業務プロセスに組み込まれた内部統制のことである。 ウ組織全体の業務とシステムを統一的な手法でモデル化し、 業務とシステムを同時
- ウに改善することを目的とした、 業務とシステムの最適化手法である。 エプロジェクトの進捗や作業のパフォーマンスを、 出来高の価値によって定量化し、 プロジェクトの現在及び今後の状況を評価する手法である。
- エー12一
解き方のヒントを見る
会社全体の「業務の流れ(仕事)」と「使っているシステム(IT)」の設計図を丸ごと整理して最適化する(EA)
企業の設計思想「EA(エンタープライズアーキテクチャ)」の問題だよ。大企業や官公庁のように巨大な組織になると、部署ごとにバラバラなシステムを使っていて非効率になりがちだよね。そこで、組織全体の「ビジネス」「データ」「アプリケーション」「テクノロジ」の4つの階層で現状と理想の設計図をきれいに描き出し、全体最適化された無駄のない業務とシステムへ作り変えていく手法なんだ。
この問題で問われていること
組織全体の「業務プロセス(ビジネス)」と「情報システム」の両方を一体のフレームワークとしてモデル化し、効率化や統合を進めるアプローチ(EA)を答えよう。
Enterprise Architecture
enterprise architecture models business and systems together across the whole organization to optimize both in an integrated way
organization-wide scope\nmodel business and systems together\noptimize both simultaneously
確認ポイント
- 組織全体が対象です。
- 業務とシステムを同時に見る。
- IT ガバナンスや EVM と混同しない。
正解と解説を見る
正解
ウ
出典
問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。
選択肢ア
これはITガバナンスの説明だよ。会社のITの使い方を、社長や経営側がハンドルを握って正しい方向へ進めるイメージ。今回聞かれているエンタープライズアーキテクチャは、会社全体の業務とシステムを整理して最適化する考え方なので、これは不正解だよ。
選択肢イ
これは業務処理統制の説明だよ。例えば、窓口で受け付けた申請が、承認され、正しく記録され、抜け漏れなく処理されるようにする仕組みのこと。エンタープライズアーキテクチャのように会社全体の業務とシステムを設計図として整理する話ではないので不正解だよ。
選択肢ウ(正解)
これが正解だよ。エンタープライズアーキテクチャは、会社全体を一つの街として見て、道路や建物の配置図を作るように、業務とシステムを同じルールで見える化して整える方法なんだ。部署ごとにバラバラな仕組みを、全体として使いやすく改善するイメージだよ。
選択肢エ
これはEVM、つまりプロジェクトの進み具合を出来高で測る手法の説明だよ。工事で『予定ではここまでできているはず、実際はここまで、使ったお金はこれくらい』と確認する感じ。会社全体の業務とシステムを設計・最適化する話ではないので不正解だよ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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