SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ
平成21年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問7
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アシステムが披害を受けた場合を想定して保険をかけた。
- イシステム被害につながるリスクの発生を抑える対策に資金投入した。
- ウシステムを復旧するのに掛かった費用を金融機関から借り入れた。
- エリスクが顕在化した場合のシステム披害を小さくする対策に資金を投入した。
解き方のヒントを見る
「保険に入る」など、トラブルが起きたときのお金(資金)を準備しておくこと
セキュリティリスクの対策分類問題。「リスクファイナンス(資金対策)」は、サイバー攻撃や災害で被害を受けたあと、復旧するためのお金をどうやって用意するか(保険に入る、予備費をためる等)という資金面の対策のことだよ。
この問題で問われていること
セキュリティ壁を作ってトラブルを防ぐ「リスクコントロール(被害防止策)」と、いざという時のお金を準備する「リスクファイナンス(資金手当て)」の2つに大別されるよ。
リスクファイナンスとコントロール
保険、積立、引当金などは損害発生時の経済的備えです。一方でアクセス制御強化やバックアップ改善は発生防止・影響軽減の対策です。
保険加入 -> リスクファイナンス\n発生抑止 / 被害軽減 -> リスクコントロール
確認ポイント
- 発生を抑える対策への投資はリスクコントロールです。
- 被害を小さくする対策もリスクコントロールに入ります。
- 資金的備えとしての保険を選びます。
正解と解説を見る
正解
ア
出典
問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。
選択肢ア(正解)
正解だよ。保険は、火事に備えて火災保険に入っておくのと同じで、被害そのものを防ぐわけではないけれど、起きた後のお金のダメージを別の仕組みでカバーする準備だよ。こういう“お金で備える”対策がリスクファイナンスなんだ。
選択肢イ
不正解だよ。これは泥棒が入らないように鍵を強くしたり、防犯カメラを付けたりする話に近いよ。リスクの発生そのものを減らそうとしているので、“お金で損失に備える”リスクファイナンスではなく、リスクコントロールなんだ。
選択肢ウ
不正解だよ。被害が出た後に金融機関からお金を借りるのは、壊れた後で慌てて財布を探している状態に近いよ。リスクファイナンスは、事故の前から保険などで資金面の備えをしておく考えなので、これは該当しないんだ。
選択肢エ
不正解だよ。これは泥棒に入られても被害が広がらないように金庫へ入れておく、予備のデータを別の場所に置く、というイメージだよ。被害を小さくする対策なのでリスクコントロールであって、保険のようなリスクファイナンスではないんだ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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