SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

平成21年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問16

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

取得者(発注者) と供給者 (受注者) の二者問取引を明確化するためのものであり、 業務分析、 業務設計ソフトウェアを中心としたシステムの企画、 要件定義、 開発、 運用、 保守及びそれらにかかわる諸活動を対象としており、 国際規格に適合しているものはどれか。

選択肢

  1. ア
    CMMI
  2. イ
    PMBOK
  3. ウ
    共通フレーム
  4. エ
    ソフトウェア保守規格ー10一
解き方のヒントを見る

発注者とシステム開発会社が「共通の言葉と手順」で契約するためのモノサシ

「共通フレーム(SLCP)」は、システム開発の仕事で「発注側」と「受注側(開発会社)」が、『この作業はどちらが担当するか』『成果物は何を出すか』をお互いに誤解しないよう、全体の流れや仕事の役割を共通の言葉で整理したガイドラインだよ。

この問題で問われていること

個人のプロジェクト管理術(PMBOK)や、組織のランク付け(CMMI)とは違って、「取引(契約や発注)の時にお互いの作業分担と責任をハッキリさせるための共通の枠組み」であることを選ぼう。

共通フレームの位置付け

共通フレームは、企画、要件定義、開発、運用、保守までを対象に、発注側と受注側の役割や成果物をそろえるための基準です。個人の知識体系や組織成熟度評価とは役割が違います。

取得者 <-> 供給者\n役割 / 工程 / 成果物を明確化

確認ポイント

  • PMBOK はプロジェクト管理知識体系です。
  • CMMI は組織の成熟度評価モデルです。
  • 発注者と受注者の関係を整理する枠組みだと考えましょう。
正解と解説を見る

正解

ア

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア(正解)

CMMIは不正解だよ。CMMIは、組織の開発力や管理力がどれくらい成熟しているかを見るためのものなんだ。たとえば料理店でいうと、「注文の取り方から調理、品質確認まで、店としてどれくらい安定して回せているか」を評価する仕組みだね。今回の問題は、発注者と受注者の取引や作業範囲をそろえる枠組みを聞いているので、CMMIとは目的が違うよ。

選択肢イ

PMBOKは不正解だよ。PMBOKはプロジェクト管理の知識体系で、スケジュール、コスト、品質、リスクなどをどう管理するかの道具箱みたいなものなんだ。旅行でいうと、予算管理や日程管理、トラブル対応のコツ集に近いよ。でもこの問題が聞いているのは、システムの企画から保守まで、取得者と供給者の役割や作業をどう共通化するかなので、PMBOKでは範囲がずれるんだ。

選択肢ウ

正解だよ。共通フレームは、システムを作る側と頼む側の間で「どこからどこまでを誰がやるの?」をそろえるための共通ルールなんだ。家づくりでいうと、施主と工務店が、企画・要件決め・設計・工事・引渡し・メンテナンスまでの流れを同じ設計図と工程表で確認する感じだよ。この問題の「取得者と供給者の二者間取引を明確化し、企画・要件定義・開発・運用・保守などを対象にする枠組み」にぴったり合うんだ。

選択肢エ

ソフトウェア保守規格は不正解だよ。これは名前のとおり、ソフトウェアを作った後の修正・改善・移行など、主に「保守」に焦点を当てた規格なんだ。車でいうと、購入後の点検や修理マニュアルに近いね。今回の問題は、企画・要件定義・開発・運用・保守まで全体を扱う枠組みを聞いているから、保守だけに寄ったこの選択肢では足りないよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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