SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
令和7年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アL2TP
- イLDAP
- ウRADIUS
- エSSH
解き方のヒントを見る
プロトコルの主目的を見極める
通信プロトコルの役割を区別する問題では、名称の印象や用途の重なりに惑わされず、各プロトコルが本来何のために設計されたのかという主目的に着目して整理することが大切です。一つの観点に絞って確かめましょう。
この問題で問われていること
確認すべき観点は一つ、「そのプロトコルは主として何を実現するための仕組みか」です。副次的に使える場面ではなく、設計上の中心的な役割を基準にして、問われている役割と対応するかを自分の言葉で確かめてください。
視点
プロトコルは通信の目的ごとに役割が分かれています。同じ場面で複数が併用されることもあります。区別する際は、名前や使われる場面を手がかりにしないでください。そのプロトコルがなければ何が実現できなくなるかを考えると、役割の中心が見えやすくなります。
確認ポイント
- 各プロトコルの主目的を、一文で自分の言葉にまとめられるか
- 副次的・周辺的な用途と、設計上の中心的な役割を混同していないか
- 問われている役割と、各プロトコルの主目的が対応しているかを照らし合わせたか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
SSHは通信を暗号化し、利用者を認証したうえで、遠隔コンピュータへの安全なログインを実現するプロトコルです。
理由
SSHは、通信内容の暗号化と利用者の認証を行い、遠隔にあるコンピュータへ安全にログインするために利用されます。設問の「暗号化」「認証」「遠隔ログイン」という三つの機能に合致します。
比較
L2TPは主にVPNトンネルの構築、LDAPはディレクトリ情報の検索・管理、RADIUSはネットワーク利用者の認証や認可を担うプロトコルです。いずれも設問の目的そのものとは異なります。
選択肢ア
これは不正解だよ。L2TPは、ネットワーク上に論理的なトンネルを構築するためのプロトコルであり、VPNで利用されます。通信経路の確保には関係しますが、遠隔コンピュータへログインする機能を主目的とするプロトコルではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。LDAPは、利用者情報や組織情報などを階層構造で管理し、検索するためのディレクトリサービス用プロトコルです。認証に利用される場合はありますが、遠隔コンピュータへの安全なログインを実現するプロトコルではありません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。RADIUSは、ネットワーク接続を利用する利用者の認証、認可、課金情報の管理などに使われるプロトコルです。認証機能は持ちますが、遠隔コンピュータへログインして操作するための通信プロトコルではありません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。SSHは、通信内容を暗号化し、利用者を認証したうえで、遠隔コンピュータに安全にログインするためのプロトコルです。設問が示す暗号化、認証、遠隔ログインの機能を満たしています。
学習のポイント
遠隔ログイン、VPN、ディレクトリサービス、認証基盤の役割を区別して覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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