SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
令和6年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア使用には不十分なシステム要素は,廃棄せずにサプライチェーンで再利用できるように修正する。
- イソフトウェアシステムの廃棄には,サービスの終了は含まない。
- ウ廃棄プロセスは,ソフトウェアシステムのライフサイクルのどの段階でも適用できることが意図されている。
- エプロトタイプの廃棄には,廃棄プロセスは適用されない。
解き方のヒントを見る
判断に用いる前提をそろえる
ソフトウェアのライフサイクルに関する内容を考えるときは、判断に用いる前提をそろえることに注目しましょう。扱う対象や条件を途中で変えず、同じ前提のもとで考えを整理するのが出発点です。
この問題で問われていること
確認する観点は、考えている内容がどの前提に基づいているかです。自分で補った条件が混ざっていないかを意識し、与えられた条件と自分の想定を区別しながら、判断の土台を確かめてください。
視点
前提とは、考えるときに土台として置く条件のことです。身近な経験から条件を補うと、検討する内容が変わることがあります。まずは、何を前提として考えているかを言葉にして整理しましょう。
確認ポイント
- 判断の前提を言葉にできているか
- 与えられた条件と自分の想定を区別できているか
- 検討の途中で前提を変えていないか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
正解はウです。廃棄プロセスは、ソフトウェアシステムのライフサイクルのどの段階でも適用できることが意図されています。運用終了時だけの処理として捉えないことが要点です。
理由
ウは、廃棄プロセスをライフサイクルのどの段階でも適用できると説明しており、提示された正答と一致します。開発中であっても廃棄が必要になる場合があるため、運用を終える段階だけに限定して理解しないことが重要です。
比較
アは、使用には不十分なシステム要素を廃棄せず、再利用できるように修正するという一律の扱いが不適切です。ただし、再利用やリサイクルの具体的な条件は、この資料だけでは確認できません。イはサービスの終了を廃棄から除外する点、エはプロトタイプを適用対象から除外する点が不適切です。
選択肢ア
これは不正解だよ。「廃棄せずにサプライチェーンで再利用できるように修正する」という扱いを、使用には不十分なシステム要素に一律に当てはめる説明が不適切です。なお、この設問から、再利用やリサイクルの具体的な条件まで読み取ることはできません。
選択肢イ
これは不正解だよ。選択肢は、ソフトウェアシステムの廃棄にサービスの終了を「含まない」と述べています。この除外が不適切であり、サービスの終了も廃棄の対象に含めて考えます。ソフトウェアの廃棄を、機器や媒体の物理的な処分だけに限定しないことが理解のポイントです。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。廃棄プロセスは、ソフトウェアシステムのライフサイクルのどの段階でも適用できることが意図されています。運用を終える場面だけに適用範囲を限定しない点が重要です。開発中の成果を廃棄する場面も含め、廃棄が必要となる段階で適用できると理解します。
選択肢エ
これは不正解だよ。選択肢は、プロトタイプの廃棄に廃棄プロセスが「適用されない」と述べています。しかし、正答の説明では、ライフサイクルのどの段階でも適用できることが意図されています。開発段階のプロトタイプであることだけを理由に、適用対象から除外する説明は不適切です。
学習のポイント
廃棄プロセスの適用範囲を理解し、適用時期や対象を限定する記述に注意しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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