SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ

令和5年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

JIS X 0160:2021(ソフトウェアライフサイクルプロセス)によれば,ソフトウェアライフサイクルプロセスにおいて,提供するソフトウェアシステムが利害関係者要件(要求事項)に合致し,利用に適していることを,顧客とともに確信するに至るためのテストを何と呼ぶか。

選択肢

  1. ア
    ソフトウェア受入れテスト
  2. イ
    ソフトウェア検証
  3. ウ
    ソフトウェア適格性確認テスト
  4. エ
    ファズテスト
解き方のヒントを見る

確認観点を一つに絞る手順

この問題では、テストの名称を暗記するより、誰の期待を何に対して確かめる場面なのかを読み取り、確認の目的と対象を混同しないよう整理する視点が重要です。

この問題で問われていること

選択肢を比べるときは、確認の相手と確認対象がどこに置かれているかという一つの観点に集中し、工程名の印象や順番だけで判断せず、問題文の目的と照合してください。

視点

テスト段階を考えるときは、活動の目的、確認したい対象、関係者が期待する結果を切り分けて整理します。名称の連想ではなく、記述された目的と確認行為の対応だけに注目し、判断の根拠を一文で言えるか確かめてください。

確認ポイント

  • 確認の主体と対象を区別する
  • その活動で確かめたい目的を抜き出す
  • 名称ではなく記述された役割と照合する
正解と解説を見る

正解

ア

解説

設問は、提供するソフトウェアシステムが利害関係者要件に合致し、利用に適していることを顧客とともに確信するためのテスト名称を問うている。この目的に該当するのはソフトウェア受入れテストです。

理由

顧客とともに、提供されるソフトウェアシステムが要求事項に合致し、実際の利用に適していることを確認するテストは、ソフトウェア受入れテストです。受入れの判断に関わる顧客との確認という設問の条件が重要です。

比較

ソフトウェア検証は仕様や要求事項どおりに作られているかを確認する概念であり、適格性確認テストは利用目的への適合性を確認するテストです。ファズテストは不規則な入力などに対する動作や脆弱性を調べるテストで、設問の目的とは異なる。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。ソフトウェア受入れテストは、提供するソフトウェアシステムが利害関係者要件に合致し、利用に適していることを顧客とともに確認し、受入れに向けて確信を得るためのテストである。設問の目的と関係者に一致する。

選択肢イ

これは不正解だよ。ソフトウェア検証は、ソフトウェアが要求事項や仕様に従って正しく作られているかを確認する活動を指す。設問はそれだけでなく、提供システムの利用適性を顧客とともに確認するテスト名を問うため、この選択肢は適切でない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ソフトウェア適格性確認テストは、ソフトウェアが意図した利用目的や要求事項に適合するかを確認するテストである。一方、設問は顧客とともに提供システムの受入れに向けた確信を得るテストを問うため、名称と目的の対応が異なる。

選択肢エ

これは不正解だよ。ファズテストは、想定外の値や不規則な入力を与え、異常終了や脆弱性などに対する動作を調べるテストである。顧客と要求事項への合致や利用適性を確認する受入れ目的のテストではないため、設問には該当しない。

学習のポイント

受入れテスト、検証、適格性確認テスト、ファズテストの目的と対象の違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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