SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ

令和4年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

JIS X 0160:2021(ソフトウェアライフサイクルプロセス)によれば,廃棄プロセスのタスクのうち,アクティビティ“廃棄を確実化する”において実施すべきタスクはどれか。

選択肢

  1. ア
    選定されたソフトウェアシステム要素を再利用,再生利用,再調整,分解修理,保管又は破壊する。
  2. イ
    ソフトウェアシステムの廃棄戦略を定義する。
  3. ウ
    ソフトウェアシステム又は要素を不活性化して取り除くための準備をする。
  4. エ
    廃棄後の,人の健康,安全性,セキュリティ及び環境への有害な状況が識別されて対処されていることを確認する。
解き方のヒントを見る

記述の対象範囲をそろえて考える

この分野を学ぶときは、用語の印象だけで判断せず、それぞれの記述がどこまでを対象としているかに注目しましょう。内容を整理するときも、対象範囲をそろえた上で関係を検討することが大切です。

この問題で問われていること

考える際は、扱われている内容の対象範囲を一度言葉にしてみましょう。自分の知識から範囲を広げたり狭めたりしていないかを確かめ、同じ観点を保ちながら情報の関係を整理してみてください。

視点

対象範囲を捉える際は、書かれている内容と自分が補った内容を区別します。整理の途中で範囲が変わっていないかを振り返ると、同じ観点で考え続けやすくなります。

確認ポイント

  • 記述が扱う対象範囲を意識できているか
  • 知識や印象だけで対象範囲を補っていないか
  • 整理の途中で対象範囲を変えていないか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

正解はエです。「廃棄を確実化する」で実施すべきタスクは、廃棄後の人の健康、安全性、セキュリティ及び環境への有害な状況が識別され、対処されていることを確認することです。

理由

提示された正答はエです。エは、廃棄後の有害な状況が識別されていることに加え、その状況に対処されていることを確認するタスクを述べています。この確認が、設問の活動「廃棄を確実化する」に対応します。

比較

アは選定された要素への具体的な処置、イは廃棄戦略の定義、ウは不活性化して取り除くための準備を述べています。これらとエの確認内容を区別しましょう。ただし、添付画像と提示された正答だけでは、ア・イ・ウそれぞれの規格上の所属活動名までは確認できません。

選択肢ア

これは不正解だよ。選定された要素を再利用、再生利用、再調整、分解修理、保管又は破壊するという、具体的な処置の記述です。正答のエは廃棄後の有害な状況への対処を確認するタスクです。なお、この選択肢の規格上の活動名は、提示資料だけでは確認できません。

選択肢イ

これは不正解だよ。ソフトウェアシステムの廃棄戦略を定義するという、廃棄の方針を定めるタスクの記述です。正答のエが述べる、廃棄後の有害な状況が識別されて対処されていることの確認とは内容が異なります。この選択肢の所属活動名までは、提示資料から断定できません。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ソフトウェアシステム又は要素を不活性化して取り除くための準備をする、という記述です。ここでの「準備」は選択肢本文の表現であり、規格上の活動名を示す根拠にはできません。正答のエが述べる廃棄後の有害な状況への対処の確認とは内容が異なります。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。廃棄後の、人の健康、安全性、セキュリティ及び環境への有害な状況が識別されて対処されていることを確認するタスクです。提示された正答はエであり、この確認が設問の「廃棄を確実化する」で実施すべきタスクに対応します。

学習のポイント

指定された活動とタスクの対応を学び、他の選択肢の所属活動名は提示資料だけで断定しないようにしましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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