SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ

平成30年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問13

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

スクラムを適用したアジャイル開発において,スクラムチームで何がうまくいき,何がうまくいかなかったのかを議論し,継続的なプロセス改善を促進するアクティビティはどれか。

選択肢

  1. ア
    スプリントプランニング
  2. イ
    スプリントレトロスペクティブ
  3. ウ
    スプリントレビュー
  4. エ
    デイリースクラム
解き方のヒントを見る

目的と責任の対応を見直す

各記述をそのまま覚えるのではなく、誰が何を判断し、どの場面で何を生み出し、それが次の活動へどうつながるかという関係に注目し、単独の説明ではなく全体の流れで整理しましょう。

この問題で問われていること

選択肢を読むときは、示されている対象の目的と責任の範囲が、同じ流れのどの時点に置かれているかという一つの観点だけに絞り、対応と一貫性を常に丁寧に確認してください。

視点

用語の名称や順番に引っ張られず、各要素について「何のためか」「誰の判断に関係するか」「後続の活動へ何を渡すか」を対応づけて考えると、役割の重なりや成果物の扱いを整理しやすくなります。

確認ポイント

  • 目的と責任の説明が、同じ対象を指しているか確認する。
  • 判断や作業が行われる場面との対応を確認する。
  • 結果として扱われるものの位置づけを確認する。
正解と解説を見る

正解

イ

解説

スクラムチームで、何がうまくいき、何がうまくいかなかったのかを話し合い、今後の進め方を継続的に改善する活動は、スプリントレトロスペクティブです。

理由

設問の「うまくいったこと」「うまくいかなかったこと」の議論は、チームの協働や開発プロセスを振り返り、次のスプリントでの改善につなげる活動を指します。これに該当するのがスプリントレトロスペクティブです。

比較

スプリントプランニングは作業計画、スプリントレビューは成果の確認、デイリースクラムは日々の進捗や課題の共有が中心であり、設問の改善を目的とする振り返りとは役割が異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。スプリントプランニングは、これから始めるスプリントで何を目標とし、どの作業を進めるかを計画する活動である。過去の進め方について、うまくいった点や課題を振り返って改善する場ではないため、設問の目的と一致しない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。スプリントレトロスペクティブは、スプリント中の協働や進め方を振り返り、うまくいった点と改善すべき点をチームで議論する活動である。その結果を次のスプリントの進め方に反映し、継続的なプロセス改善につなげる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。スプリントレビューは、スプリントで作成した成果を関係者に示し、成果や今後の方向性について確認する活動である。チームの進め方そのものを振り返り、改善策を話し合う設問の活動とは目的が異なる。

選択肢エ

これは不正解だよ。デイリースクラムは、日々の作業状況や目前の課題をチームで共有し、次に進める作業を調整するための活動である。スプリント全体の進め方を振り返って継続的改善を議論する場ではない。

学習のポイント

イベント名ではなく、議論の対象と目的を対応付けて覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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