SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ

平成27年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

共通フレームにおけるシステム開発プロセスのアクティビティであるシステム適格性確認テストの説明として,最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    システムが運用環境に適合し,利用者の用途を満足しているかどうかを,実運用環境又は擬似運用環境において評価する。
  2. イ
    システムが業務運用時に使いやすいかどうかを定期的に評価する。
  3. ウ
    システムの投資効果及び業務効果の実績を評価する。
  4. エ
    システム要件について実装の適合性をテストし,システムの納入準備ができているかどうかを評価する。
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テスト活動の位置付けを捉える観点

開発の流れの中でテストに関わる活動を区別するときは、その活動が何を確認の拠り所にしているかに注目すると整理しやすくなります。確認対象と照らし合わせる基準の対応を意識して考えましょう。

この問題で問われていること

各活動について、確認の拠り所となる成果物や要求がどの段階で定められたものかを自分で説明できるかが問われます。名称の似た活動でも、拠り所が異なれば位置付けも異なる点を意識してください。

視点

開発の各段階には、作るものやその作り方を定める活動と、出来上がったものが意図どおりかを確かめる活動があります。確かめる活動を学ぶときは、何を対象にし、それを何と照らし合わせて確かめるのかを一文で言えるように整理しておくと、似た名前の活動を混同しにくくなります。

確認ポイント

  • 各テスト関連活動で、確認の対象になっているものを自分の言葉で説明できるか
  • その対象を照らし合わせる基準が、どの段階で定められたものかを把握しているか
  • 名称が似た活動同士でも、確認の拠り所の違いによって区別できているか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

システム適格性確認テストは、システム要件に対して実装が適合しているかをテストし、システムを納入できる状態かどうかを評価する活動です。したがってエが最も適切です。

理由

システム適格性確認テストは、システム要件を満たすように実装されているかを確認し、システムの納入準備が整っているかを評価します。単なる操作性や導入後の効果測定が中心ではありません。

比較

選択肢アは運用環境への適合や利用者の用途を評価する内容、イは業務運用時の使いやすさの定期評価、ウは投資効果や業務効果の実績評価です。いずれも適格性確認テストの中心目的とは異なります。

選択肢ア

これは不正解だよ。実運用環境または擬似運用環境で、利用者の用途を満足するか評価する説明は、運用環境への適合や利用者側の受入れに重点があります。システム要件への実装適合性と納入準備を確認する活動の説明としては適切ではありません。

選択肢イ

これは不正解だよ。業務運用時に使いやすいかを定期的に評価する内容は、運用開始後の利用状況やユーザビリティを継続的に確認する活動です。開発したシステムが要件に適合し、納入できるかを判断するテストの説明とは異なります。

選択肢ウ

これは不正解だよ。投資効果や業務効果の実績を評価する内容は、システム導入後に得られた成果や費用対効果を確認する活動です。実装がシステム要件に適合しているかをテストし、納入準備を評価する目的とは一致しません。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。システム要件について実装の適合性をテストし、その結果を基にシステムを納入できる準備状態かどうかを評価する説明です。システム適格性確認テストの目的を、要件適合性と納入可能性の確認として正しく示しています。

学習のポイント

適格性確認は、要件への適合性と納入可能性を確認するテストとして理解しましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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