SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
平成25年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア電圧をかけて発光素子を発光させて表示する。
- イ電子ビームが発光体に衝突して生じる発光で表示する。
- ウ透過する光の量を制御することで表示する。
- エ放電によって発生した紫外線で,蛍光体を発光させて表示する。
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表示方式は仕組みと特徴を結び付けて整理
ディスプレイ装置の方式を区別するときは、名称や用途の印象だけで判断しないことが大切です。その方式が画面に像を表示する原理と、そこから生じる特徴が筋道立ててつながっているかを確認しましょう。
この問題で問われていること
この問題で意識したいのは、ある方式に結び付けられている内容が、その方式の表示原理から自然に導かれるものかどうかという一点です。原理と特徴の因果関係を自分の言葉で説明できるかを基準にして検討しましょう。
視点
ディスプレイの方式は、画面上の像をどのような原理で作り出しているかによって区別されます。見え方や扱いやすさなどの特徴は、その原理の結果として現れるものです。方式名から連想するのではなく、原理から特徴へと順にたどり、両者が矛盾なく結び付くかを考えると、方式同士の取り違えを防ぎやすくなります。
確認ポイント
- 各方式について、像を作り出す原理を一文で説明できるか
- 示されている特徴が、その方式の原理から筋道立てて説明できるか
- 方式名の印象や別の方式の性質と取り違えていないか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
有機ELディスプレイは、電圧を加えることで有機材料を含む発光素子そのものを発光させ、画素ごとの明るさを利用して表示する方式です。
理由
有機ELディスプレイは、電圧をかけると有機発光素子が発光します。したがって、画素自体を発光させて表示するという説明が適切です。
比較
電子ビームで発光体を光らせるのはCRT、透過光量を制御するのは液晶、放電で生じた紫外線により蛍光体を光らせるのはプラズマディスプレイの原理です。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。有機ELは、電圧を加えることで有機材料を用いた発光素子を発光させ、その発光を画素の表示に利用します。したがって、発光素子を発光させて表示するという記述は、有機ELの表示原理と一致しています。
選択肢イ
これは不正解だよ。電子ビームが発光体に衝突して発光する方式は、ブラウン管などのCRTディスプレイに対応します。有機ELは電子ビームを発光体へ衝突させるのではなく、電圧によって有機発光素子を発光させます。
選択肢ウ
これは不正解だよ。透過する光の量を制御して表示するのは液晶ディスプレイの説明です。液晶は画素自体が発光するのではなく、バックライトなどの光の通過を調整します。有機ELの発光原理とは異なります。
選択肢エ
これは不正解だよ。放電によって発生した紫外線で蛍光体を発光させるのは、プラズマディスプレイの表示原理です。有機ELは放電や紫外線を利用せず、電圧を加えた有機発光素子の発光を表示に使います。
学習のポイント
有機EL、液晶、CRT、プラズマの表示原理を、発光の仕組みで区別して覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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