SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ

平成21年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問20

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

BI(Business Intelligence)を説明したものはどれか。

選択肢

  1. ア
    企業内の業務の流れを可視化し,業務改善サイクルを適応することで,継続的な業務改善に活用しようとする手法
  2. イ
    企業内の異なるシステムを互いに連結し,データやプロセスの効率的な統合を図ることで,企業経営に活用しようとする手法
  3. ウ
    企業内の重要な戦略目標の達成度を測定するための指標の値を把握し,分析することで,業務の進捗管理に活用しようとする手法
  4. エ
    企業内の膨大なデータを蓄積し,分類・加工・分析をすることで,企業の迅速な意思決定に活用しようとする手法
解き方のヒントを見る

情報システム概念の目的を見極める

経営や業務でデータを活用する情報システムの概念は名称が似ていても、何を目的として導入される仕組みなのかが異なります。用語の響きではなく、その仕組みが果たす役割に注目して、問題の記述と照らし合わせて考えましょう。

この問題で問われていること

この問題で確認すべき観点は一つ、「その概念は何のために存在するのか」という目的です。問題中で説明されている内容が、どのような目的を達成するための仕組みを述べているかを読み取り、自分の知識と対応づけてください。

視点

データ活用に関わる情報システムの用語は、扱う技術名や名称の響きで覚えるより、「どのような判断や業務のために使われるのか」という目的で整理すると区別しやすくなります。用語ごとに、その目的を一文で言えるかを自分で確かめておくと理解が安定します。

確認ポイント

  • 問題中の説明が、どのような目的を果たす仕組みについて述べているかを自分の言葉で言い換えられるか
  • 思い浮かんだ用語について、その目的を一文で説明できるか
  • 名称の似た語句に引きずられず、目的が一致するかどうかで判断しているか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

BIは、企業内に蓄積された膨大なデータを分類・加工・分析し、経営や業務に関する迅速な意思決定へ役立てる考え方です。

理由

BIは、企業内のさまざまなデータを蓄積し、分類・加工・分析することで、経営状況の把握や迅速な意思決定を支援する。単なる業務改善やシステム連結ではなく、データを判断に活用する点が重要です。

比較

アは業務の流れを可視化して継続的な業務改善を目指す内容、イは異なるシステムやプロセスの統合を目指す内容、ウは戦略目標の達成度を示す指標による進捗管理を示す内容です。

選択肢ア

これは不正解だよ。企業内の業務の流れを可視化し,業務改善サイクルを適応することで,継続的な業務改善に活用しようとする手法であり、中心は業務プロセスの改善である。企業データを分類・加工・分析して意思決定に役立てるBIの説明とは異なる。

選択肢イ

これは不正解だよ。企業内の異なるシステムを互いに連結し,データやプロセスの効率的な統合を図ることで,企業経営に活用しようとする手法であり、中心はシステム間の連結と統合である。データ分析を意思決定に活用するBIそのものの説明ではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。企業内の重要な戦略目標の達成度を測定するための指標の値を把握し,分析することで,業務の進捗管理に活用しようとする手法である。特定の指標による進捗管理を説明しており、膨大なデータ全体を分析して意思決定に活用するBIとは異なる。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。企業内の膨大なデータを蓄積し,分類・加工・分析をすることで,企業の迅速な意思決定に活用しようとする手法であり、BIの特徴である。データを分析可能な情報へ整理し、経営判断や業務上の意思決定に役立てる内容と一致する。

学習のポイント

BIの中心は、蓄積データの分析を意思決定に結び付ける点にある。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針