SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ

平成21年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問8

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

プログラムテスト仕様書の作成手順として,作業項目を適切な順序に並べたものはどれか。 a テスト環境,テスト方法などのプログラムテストに関する概要を記述する。 b テストケースごとのテストデータの作成と予想結果の作成を行う。 c テスト項目をすべて列挙する。 d テスト効率を上げるために,適切なテストケースを設定する。 e テストを実行するときの個々の詳細な手順を設定する。

選択肢

  1. ア
    a,c,d,b,e
  2. イ
    a,c,e,d,b
  3. ウ
    a,e,c,d,b
  4. エ
    a,e,d,b,c
解き方のヒントを見る

テスト観点を整理する一歩

各記述を判断するときは、テストが何を明らかにするためのものか、どこまでを対象にするのか、結果が何に役立つのかを分けて読み、同じ尺度で比較しないようにしましょう。

この問題で問われていること

この問題では、個々の記述に含まれる目的・対象の広さ・得られる効果を混ぜずに捉え、まず一つの観点だけを選んで全選択肢を同じ基準で丁寧に確認することに集中してください。

視点

用語や説明を読む際は、実施の意図、扱う範囲、得られる結果の価値を別々の軸としてメモし、文中でどの軸が中心になっているかを確認します。

確認ポイント

  • 記述が主に説明している観点を一つに絞って捉える。
  • 対象の広さと、得られる効果を同じ意味として扱わない。
  • 各記述を同じ観点で読み、表現の印象だけで決めない。
正解と解説を見る

正解

ア

解説

正しい作成手順は、まずテストの概要を記述し、次にテスト項目を列挙します。その後、効率を考慮してテストケースを設定し、各ケースのテストデータと予想結果を作成してから、実行時の詳細手順を定めます。

理由

最初にテスト環境やテスト方法などの概要を定め、テスト項目を漏れなく列挙します。次に、テスト効率を上げるためのテストケースを設定し、そのケースごとにテストデータと予想結果を作成します。最後に、実際のテスト実行で必要となる個々の詳細な手順を設定します。したがって順序は a,c,d,b,e です。

比較

テスト実行の詳細手順は、対象項目、テストケース、データ、予想結果が定まった後でなければ具体化しにくい作業です。各選択肢は、eを早く置いたり、cを最後に回したりしており、仕様書の情報を段階的に具体化する流れと一致しません。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。aでテスト全体の概要を示し、cで確認するテスト項目を列挙する。その後、dで適切なテストケースを設定し、bでケースごとのデータと予想結果を作成して、最後にeで実行時の詳細手順を定める流れになっている。

選択肢イ

これは不正解だよ。aとcの後に、eでテスト実行時の個々の詳細手順を先に設定している。しかし、その時点ではdのテストケースやbのテストデータ、予想結果がまだ定まっていないため、実行手順を具体化する順序として適切ではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。aの概要記述の後、eで実行時の詳細手順を設定してからcでテスト項目を列挙している。実行手順は、何をテストするかを示す項目や、使用するケースが整理された後に定めるべきであり、eを先に置く点が不適切である。

選択肢エ

これは不正解だよ。aの後にe、d、bと進め、最後にcでテスト項目を列挙している。テスト項目が最後では、先に設定するテストケースやデータの対象が確定しないため、項目を整理してから具体化する作成手順と合わない。

学習のポイント

仕様書作成では、概要から対象、条件、データ、実行手順へと具体化する順序を学びます。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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