SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
平成21年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問2
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア図ア
- イ図イ
- ウ図ウ
- エ図エ
解き方のヒントを見る
明示された条件を根拠に考える
モデルについて判断するときは、明示された条件と、自分が補っている仮定を分けて整理しましょう。見慣れた表現から判断を急がず、考えの根拠が与えられた情報にあるかを確かめることが大切です。
この問題で問われていること
判断しようとしている内容について、根拠に使う条件がどこに示されているかを意識してください。明記されていない前提を無意識に加えていないか、自分の解釈を一度言葉にして振り返ってみましょう。
視点
モデルの検討では、示されている条件と、理解のために自分で補った仮定が混ざることがあります。判断の根拠を整理するときは、それぞれがどちらに当たるかを意識しましょう。
確認ポイント
- 根拠に使った条件は明示されているか
- 明記されていない前提を補っていないか
- 自分の解釈を、与えられた条件と区別できているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正解はイです。親プロセス1には入力が2本、出力が2本あり、詳細化した図でもこの入出力を保つ必要があります。また、各子プロセスには入力と出力が必要です。図イは両方の条件を満たしています。
理由
親プロセス1には左側から2本の入力があり、プロセス2とプロセス3へそれぞれ1本の出力があります。詳細化では、この境界をまたぐ入出力を保ちます。図イは1-1と1-2に各1本の入力があり、1-1と1-3から各1本の出力が出ています。さらに、1-1と1-2から1-3への内部の流れがあり、全ての子プロセスに入力と出力があります。
比較
ここでいう外部とは、詳細化するプロセス1の範囲の外側です。図アは外部入力が1本しかなく、親プロセスの入力2本を保てません。図ウは外部入力が2本ありますが、外部出力は1-3からの1本だけで、1-2には出力もありません。図エは外部入力・外部出力が各2本ありますが、1-2には入力がなく、入力なしで出力を生成する形になっています。
選択肢ア
これは不正解だよ。親プロセス1には外部からの入力が2本ありますが、図アでは1-1への入力が1本だけです。1-2と1-3から外部へ出る出力は合計2本ですが、子プロセス間の矢印では不足した外部入力を補えず、親子の入出力が一致しません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。図イでは、外部からの入力が1-1と1-2へ1本ずつ入り、外部への出力が1-1と1-3から1本ずつ出ています。親プロセス1の入力2本・出力2本を保ち、各子プロセスにも入力と出力があるので、階層化されたDFDの詳細化として適切です。
選択肢ウ
これは不正解だよ。図ウは外部からの入力が2本あり、この点は親プロセス1と一致します。しかし、外部へ出る出力は1-3からの1本だけで、親プロセス1の出力2本と一致しません。さらに、1-2は入力を受けるだけで出力がなく、データを変換して出力するプロセスとして不適切です。
選択肢エ
これは不正解だよ。図エは外部からの入力2本と外部への出力2本を保っています。しかし、1-2には入力がないのに、1-3へ向かう出力があります。DFDのプロセスは入力データを処理して出力データを生成するため、入力なしでデータを送り出すこの子プロセスは不適切です。
学習のポイント
DFDの階層間で入出力を保つことと、各子プロセスに入力・出力があることを確認しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問2(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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