SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ
平成28年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アURL フィルタリング機能
- イ暗号化機能
- ウウイルス検疫機能
- エ情報漏えい検知機能
解き方のヒントを見る
IPv6拡張ヘッダ対応の見極め方
IPv6の拡張ヘッダとセキュリティ機能を結び付けるときは、名称の印象ではなく、それぞれが担う目的と適用される範囲を同じ基準で照合し、対応関係を整理します。まず役割の軸を固定しましょう。
この問題で問われていること
確認の中心は、各説明が示す目的・対象・処理の段階を同じ粒度で読めているかです。用語の一部だけで判断せず、説明全体の関係が自然につながるかを一つずつ確かめます。
視点
機能名と説明を個別に覚えるのではなく、目的、対象、適用範囲という共通の観点に分けて整理し、同じ粒度で比較する。
確認ポイント
- 各説明の主語と対象が明確になっているか確認する
- 目的と適用範囲を混同せず、同じ基準で読み比べる
- 用語の印象ではなく、説明全体の関係が整合しているか確かめる
正解と解説を見る
正解
イ
解説
IPv6では、拡張ヘッダを使ってIPsecに関係する処理を組み込み、通信の暗号化や認証を実現できます。選択肢の中では暗号化機能が該当します。
理由
IPv6の拡張ヘッダには、IPsecで利用される認証ヘッダや暗号化されたペイロードを扱う形式があります。これにより、IP層で通信内容の機密性を保護できます。
比較
URLの判定、ウイルスの検疫、情報漏えいの検知は、通常はWebフィルタやウイルス対策製品、監視・防止システムなどが担う機能です。IPv6拡張ヘッダによる代表的な機能ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。URLフィルタリングは、アクセス先のURLやWeb通信の内容を検査し、許可または遮断する機能です。IPv6の拡張ヘッダは通信処理に追加情報を持たせる仕組みであり、URLの分類やアクセス制御そのものを実現する機能ではありません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。IPv6では、拡張ヘッダを利用してIPsecに関係する処理を通信へ組み込めます。IPsecの暗号化機能によって、IP層で送受信するデータの機密性を保護できるため、設問のセキュリティ機能に該当します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ウイルス検疫機能は、ファイルや通信データを検査してマルウェアを隔離する機能です。実際の検査や隔離はウイルス対策ソフトなどが行い、IPv6の拡張ヘッダ自体がウイルスの判定や検疫を実行するわけではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。情報漏えい検知機能は、機密情報の持出しや不適切な送信を監視して検知する機能です。内容の監視や判定を行う仕組みが必要であり、IPv6の拡張ヘッダが直接この検知機能を提供するものではありません。
学習のポイント
IPv6拡張ヘッダとIPsecによる通信保護の関係を理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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