SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ
平成26年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア3
- イ4
- ウ5
- エ6
解き方のヒントを見る
桁数設計で見る前提の置き方
コードの桁数を考えるときは、使える文字の範囲と現在・将来の規模を分けて整理し、必要な余裕がどの前提から生じるかを順に確認しましょう。条件の役割を混同しないことが大切です。
この問題で問われていること
一つの観点として、提示された条件が「表現できる種類の数」と「想定する利用規模」のどちらに関係するかを切り分け、両者を混同せずに妥当性を点検してください。この区別に注目します。
視点
文字種、利用規模、将来の増加見込みは、それぞれ別の前提として整理します。数値を急いで当てはめる前に、何を一意に表す必要があるか、余裕をどこに持たせるかを確認すると、桁数の議論を比較しやすくなります。
確認ポイント
- 利用できる文字の範囲と、想定する対象件数を別々の条件として読めているか
- 現在の規模だけでなく、問題文が示す増加や将来時点の前提を反映しているか
- 必要な余裕の有無を、根拠となる条件に結び付けて確認しているか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
顧客数は毎年20%増加するため、3年後は8、000人×1.2³=13、824人です。英大文字26種類を3桁使うと26³=17、576通りとなり、必要人数を収容できます。2桁では676通りにとどまるため、最小桁数は3桁です。
理由
3年後の顧客数は、8、000人×1.2×1.2×1.2=13、824人です。コードは英大文字26種類を各桁で使えるので、3桁では26³=17、576通りとなり、13、824人分を割り当てられます。一方、2桁は26²=676通りで不足するため、3桁が最小です。
比較
必要なコード数の単位は通り、割り当て対象の単位は人です。3桁の17、576通りが3年後の13、824人を上回ることを確認し、さらに少ない桁数では不足することを確かめます。桁数を増やせば容量は増えますが、最小条件では過剰な桁を選びません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。3年後の顧客数は8,000人×1.2³=13,824人です。英大文字26種類を3桁使うと26³=17,576通りとなり、必要な13,824人分を収容できます。2桁の26²=676通りでは不足するため、最小の桁数は3です。
選択肢イ
これは不正解だよ。4桁のコード容量は26⁴=456,976通りで、3年後の13,824人分を割り当てる条件は満たします。ただし、3桁でも26³=17,576通りあり条件を満たすため、4桁は必要数を超えた桁数であり、最小ではありません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。5桁では26⁵=11,881,376通りとなり、3年後に必要な13,824人分を大きく上回ります。しかし、必要人数を満たす容量は3桁の26³=17,576通りですでに確保できるため、5桁は最少桁数という条件に合いません。
選択肢エ
これは不正解だよ。6桁のコードは26⁶=308,915,776通りで、13,824人分を割り当てるには十分です。ただし、これは必要な容量に対してさらに過大で、3桁の26³=17,576通りでも条件を満たします。したがって6桁は最小ではありません。
学習のポイント
増加率を累積して将来人数を求め、コードの組合せ数と比較する方法を学びます。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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