PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和5年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問4
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アステークホルダ及びステークホルダがプロジェクトに及ぼす影響を詳細に分析する。
- イステークホルダのコミュニケーションのニーズを確実に満足し、コミュニケーションの課題を解決する。
- ウステークホルダの情報のニーズ及び全ての法令要求に従った情報のニーズを特定し、そのニーズを満たすための適切な手段を明確にする。
- エプロジェクトに影響されるか、又は影響を及ぼす個人、集団又は組織を明らかにし,その利害及び関係に関連する情報を文書化する。
解き方のヒントを見る
活動の目的と位置付けを見極める
規格上のプロセスに属する活動かどうかは、名称の印象ではなく、その活動が何を目的とし、何を入力として受け取り、何を成果として生み出すかで判断します。一つの観点に絞って、各候補の役割を落ち着いて照らし合わせましょう。
この問題で問われていること
問われているのは、ある活動がどのプロセスの目的に沿ったものかという対応関係です。似た言葉が並んでも、活動の狙いがプロセスの目的と一致するかを軸に考えると、他分野の活動との混同を避けやすくなります。
視点
プロジェクトマネジメント規格では、各プロセスがそれぞれ固有の目的を持ち、その目的を果たすために活動が位置付けられています。そのため、ある活動がどのプロセスに属するかは、用語の響きや関係者が登場するかどうかではなく、その活動が何を達成しようとしているかで判断するのが基本です。関係者に触れる活動は他の知識エリアにも数多く存在するため、表面的な言葉の一致だけで結び付けないよう、目的との整合を一つの軸として検討してください。
確認ポイント
- その活動の主な目的を自分の言葉で一文にまとめられるか
- まとめた目的が、問われているプロセスの目的と一致しているか
- 別のプロセスの目的として説明した方が自然になっていないか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
正答はアです。ステークホルダのマネジメントは、ステークホルダとそのプロジェクトへの影響を分析し、関係者の貢献をプロジェクトに最大限活用できるようにする活動です。
理由
アは、ステークホルダ及びステークホルダがプロジェクトに及ぼす影響を詳細に分析する活動であり、関係者の貢献を最大限に利用するというステークホルダのマネジメントの目的に合致します。
比較
エはステークホルダの特定と情報の文書化、ウは情報ニーズと伝達手段の明確化、イはコミュニケーションのニーズや課題への対応を示しています。いずれも設問の活動とは異なります。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。ステークホルダと、ステークホルダがプロジェクトに及ぼす影響を詳細に分析する活動は、関係者の関与や貢献を把握して活用することにつながる。このため、ステークホルダの貢献を最大限利用するという設問の目的に合致している。
選択肢イ
これは不正解だよ。ステークホルダのコミュニケーションニーズを満たし、コミュニケーション上の課題を解決する活動を示している。これは情報伝達や意思疎通に関する活動であり、ステークホルダの影響を分析して貢献を活用する活動とは異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ステークホルダの情報ニーズや法令要求に従った情報ニーズを特定し、適切な手段を明確にする活動を示している。これは情報やコミュニケーションの計画に関する内容で、ステークホルダ管理の活動そのものではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。プロジェクトに影響される、又は影響を及ぼす個人や組織を明らかにし、利害や関係を文書化する活動を示している。これはステークホルダの特定に関する内容であり、影響を分析して貢献を活用する活動とは異なる。
学習のポイント
ステークホルダ関連プロセスの目的と活動内容を区別して覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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