PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ

令和4年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問22

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

SDGs の説明として、適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    温室効果ガスの人為的な排出量と吸収源による除去量とを世界規模で均衡させようという取組
  2. イ
    企業が社会的責任を果たすべきであるとする考え方で、環境、人権などの活動に取り組むことを推進する考え方
  3. ウ
    国連環境計画が提唱する、プラスチックごみによる海洋汚染、環境問題などを解決しようとする取組
  4. エ
    地球環境などの課題において 2030 年を年限とする持続可能でより良い世界を目指す国際目標
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持続可能性の枠組みを見分ける視点

持続可能性に関する国際的な枠組みは名称が似たものが多く、混同しやすい分野です。この問題では、示された内容がその枠組みの本来の性質と整合しているかを一つの観点から丁寧に確かめ、思い込みで判断しないことが大切です。

この問題で問われていること

確認したい観点は一つ、その枠組みが「何を定めたものなのか」という性質・位置付けです。示された内容の中で、枠組みの役割が別の種類の取組や制度の役割とすり替わっていないかを、自分の知識と照らし合わせて確認しましょう。

視点

国際的な枠組みは、名称の響きや略語の印象が似ていても、それぞれ果たす役割が異なります。名前だけで判断せず、その枠組みの役割を自分の言葉で一文にまとめられるかを試すと、似た用語との区別がつきやすくなります。

確認ポイント

  • その枠組みの役割を、自分の言葉で一文にまとめられるか
  • 示された内容が、別の制度や取組の役割と混同されていないか
  • 名称や略語の印象だけで判断していないか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

SDGsは、地球環境や貧困、人権など幅広い課題について、持続可能でより良い世界を実現するために国際社会が共有する目標です。2030年を期限としている点も重要です。

理由

SDGsは持続可能な開発目標を意味し、2030年を年限として、地球環境、社会、経済に関わる幅広い課題の解決を目指す国際目標です。

比較

アは温室効果ガスの排出と吸収を均衡させるカーボンニュートラル、イは企業の社会的責任、ウはプラスチックごみなどに関する環境対策の説明であり、SDGsそのものの定義ではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。温室効果ガスの人為的な排出量と、森林などの吸収源による除去量を世界規模で均衡させる考え方は、カーボンニュートラルに関する説明である。SDGs全体を表す定義ではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。企業が社会的責任を果たし、環境や人権などに配慮した活動を行う考え方は、CSRの説明である。企業を主体とする責任の概念であり、国際社会の幅広い課題を扱うSDGsの定義とは異なる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。国連環境計画が提唱する、プラスチックごみによる海洋汚染などの解決を目指す取組は、特定の環境問題への対策を示している。複数分野の課題を包括するSDGsそのものの説明ではない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。SDGsは、地球環境などの課題について、2030年を年限として持続可能でより良い世界を目指す国際目標である。説明はSDGsの対象範囲、期限、目指す方向を適切に示している。

学習のポイント

SDGsと、関連する環境施策や企業活動の用語を対象範囲と目的で区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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