PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和4年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問21
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アISO 14001
- イRoHS指令
- ウWEEE 指令
- エグリーン購入法
解き方のヒントを見る
環境規制の対象範囲を見極める視点
欧州には製品や化学物質に関わる環境規制が複数あり、名称だけでは区別しにくいものです。各規制が何を対象とし、製品のライフサイクルのどの段階に働きかけるのかという一つの観点から整理し、問われている内容と照らし合わせて検討しましょう。
この問題で問われていること
この問題に取り組む際は、規制の名称の暗記だけに頼らず、その規制が何を目的とし、どのような対象に義務を課しているかを意識しましょう。問題文中の記述がどの対象範囲の話をしているかを丁寧に読み取ることが大切です。
視点
環境関連の規制は、目的、義務を負う主体、対象となる物や段階によって性格が異なります。略称の響きだけで判断せず、それぞれの規制を『何を・誰に・どの段階で』求めるものかという枠組みで整理しておくと、似た規制同士を取り違えにくくなります。
確認ポイント
- 問題で述べられている規制が、どのような目的を持つものとして扱われているかを確認する
- 義務や制限が向けられている対象が何であるかを、問題の記述から読み取る
- 製品の設計・製造、流通、使用後など、どの段階に関わる話なのかを確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
鉛や水銀などの有害物質について、電気・電子機器への使用を制限する欧州連合の制度を問う問題です。制度の対象と目的を選択肢の名称と対応させて判断します。
理由
設問は、電気・電子機器そのものに含まれる特定の有害物質の使用を、基準値によって制限する欧州連合の制度を尋ねています。この目的に該当するのはRoHS指令です。
比較
ISO 14001は組織の環境マネジメントシステムに関する国際規格、WEEE指令は廃電気電子機器の回収・処理などに関する制度、グリーン購入法は環境配慮型製品の購入促進に関する日本の法律です。
選択肢ア
これは不正解だよ。ISO 14001は、組織が環境方針を定め、環境負荷を管理・改善するための環境マネジメントシステムに関する国際規格です。電気・電子機器に含まれる鉛や水銀などの使用量を直接制限する制度ではありません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。RoHS指令は、欧州連合が電気・電子機器に含まれる鉛、水銀などの特定有害物質について、基準値を超える使用を制限するために定めた制度です。設問の対象と目的に一致します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。WEEE指令は、使用済みとなった電気・電子機器について、回収や再使用、リサイクルなどを促進するための制度です。製品の製造時に特定有害物質の使用を制限する設問の内容とは対象段階が異なります。
選択肢エ
これは不正解だよ。グリーン購入法は、国や地方公共団体などが環境負荷の小さい製品やサービスを選んで購入することを促進する日本の法律です。欧州連合による電気・電子機器中の有害物質規制を示す制度ではありません。
学習のポイント
環境関連制度の対象範囲と目的を比較して覚えることが重要です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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