PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和4年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問6
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア活動リストの活動ごとに必要な資源を決定する。
- イ継続的にプロジェクトチーム構成員のパフォーマンス及び相互関係を改善する。
- ウチームのパフォーマンスを最大限に引き上げ,フィードバックを提供し,課題を解決し,コミュニケーションを促し,変更を調整して,プロジェクトの成功を達成する。
- エプロジェクトの要求事項を満たすように,プロジェクト作業の実施に必要な資源を確保し,必要な方法で配分する。
解き方のヒントを見る
資源プロセスの目的を見極める視点
資源に関わるプロセスは名称が似ていて混同しやすい分野です。各プロセスが何を決めたり生み出したりするために行われるのか、その目的を一つの観点に絞って言葉で説明できるかを確かめながら検討しましょう。
この問題で問われていること
問われているのはプロセスの手順や担当者ではなく目的です。そのプロセスを実施した結果として何が得られる状態になるのかという観点で、プロジェクトの流れの中での役割を自分の言葉で整理してから判断することが求められます。
視点
プロセスの目的を整理するときは、名称の印象や作業の細かな手順に引きずられず、そのプロセスを終えたときにプロジェクトがどのような状態になっているか、何が確定・準備されているかという結果の側から考えると混同を避けやすくなります。同じ資源という対象を扱っていても、プロセスごとに担う役割は異なるため、記述がどの役割に当たるかを一つずつ照らし合わせる姿勢が大切です。
確認ポイント
- そのプロセスを実施した後に、何が得られた状態になるのかを自分の言葉で言えるか
- 記述が目的を述べているのか、手順や手段を述べているのかを区別できているか
- 名称の印象ではなく、プロジェクト全体の流れの中での役割に基づいて判断しているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
資源の管理は、プロジェクトの要求事項を満たすため、作業に必要な資源を確保し、適切な方法で配分することを目的とする。
理由
JIS Q 21500:2018における資源の管理は、プロジェクト作業の実施に必要な資源を確保し、要求事項を満たすように配分することを目的とする。したがって、資源の確保と配分を直接述べたエが適切です。
比較
活動ごとに必要な資源を決めることは資源の特定・計画に関する内容であり、構成員の関係改善やチームのパフォーマンス向上は人的資源・チーム運営に関する内容です。資源の管理の目的とは対象と働きが異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。活動リストの活動ごとに必要な資源を決定する内容は、作業に必要な資源を洗い出して計画する段階の説明である。資源を確保し、要求事項に応じて配分するという管理の目的そのものを示していないため、この選択肢は適切ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。プロジェクトチーム構成員のパフォーマンス及び相互関係を継続的に改善する内容は、チームの育成や人的な関係の改善に関する説明である。資源全般を確保して配分する資源の管理の目的とは対象が異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。チームのパフォーマンスを高め、フィードバックや課題解決、コミュニケーション、変更調整を行う内容は、チームを運営して成果を引き出す活動の説明である。資源の確保と配分を目的とする資源の管理とは異なる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。プロジェクトの要求事項を満たすために、作業の実施に必要な資源を確保し、必要な方法で配分することは、資源の管理が果たす目的を直接示している。資源の準備だけでなく、適切な配分まで含む点も合致する。
学習のポイント
資源関連プロセスの目的と、チーム関連プロセスの目的を区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針