PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア案1
- イ案2
- ウ案3
- エ案4
解き方のヒントを見る
重み付け評価で比較する観点を整理
重み付け評価では、評価項目ごとの重要度と各案の評価値という性質の異なる情報を扱う。どの値がどの項目・どの案に対応するかを取り違えずに整理できているかを、比較に入る前に確かめることが検討の出発点になる。
この問題で問われていること
この種の問題で注目したいのは、重要度と評価値の対応関係です。どの重要度がどの評価項目に属し、各案のどの値と結び付くのかを一つずつ突き合わせ、読み違いのない状態で総合評価を比べられるかを意識するとよい。
視点
重み付け評価は、複数の観点を一つの指標にまとめて案を比べる考え方です。重要度は観点同士の相対的な大きさを表し、評価値は各案がその観点でどの程度優れるかを表します。両者は役割が異なるため、対応を取り違えると総合評価の比較結果そのものが変わりうる。
確認ポイント
- 各重要度がどの評価項目に対応しているかを確認したか
- 各案の評価値を、対応する評価項目と正しく結び付けて読んでいるか
- 案同士を比べる前に、全案で同じ対応関係を用いて整理できているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
各案について効果の三項目とリスクの二項目を重み付きで集計し、効果の総評価点からリスクの総評価点を差し引く。案3が最も高い7点となる。
理由
案3の効果は、作業コスト削減が2点×重み3で6点、システム運用品質向上が2点×重み2で4点、セキュリティ強化が5点×重み4で20点、合計30点となる。リスクは技術リスクが5点×3で15点、スケジュールリスクが1点×8で8点、合計23点です。したがって総合評価点は30点−23点=7点となる。
比較
案1は効果31点、リスク28点で総合3点、案2は効果36点、リスク35点で総合1点、案4は効果30点、リスク43点で総合−13点となる。効果の合計だけでなく、リスクの重み付き合計を差し引いて比較すると、案3の7点が最も高い。
選択肢ア
これは不正解だよ。案1の効果の総評価点は、5点×3、2点×2、3点×4の合計31点である。一方、リスクは4点×3、2点×8の合計28点となるため、総合評価点は31点−28点=3点である。案3の7点を下回る。
選択肢イ
これは不正解だよ。案2の効果は4点×3、4点×2、4点×4で合計36点となる。しかしリスクは1点×3、4点×8で合計35点であり、総合評価点は36点−35点=1点となる。効果は高いが、リスクを差し引くと案3より低い。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。案3の効果は2点×3、2点×2、5点×4で合計30点、リスクは5点×3、1点×8で合計23点となる。総合評価点は30点−23点=7点であり、案1の3点、案2の1点、案4の−13点を上回る。
選択肢エ
これは不正解だよ。案4の効果は4点×3、5点×2、2点×4で合計30点であるが、リスクは1点×3、5点×8で合計43点となる。そのため総合評価点は30点−43点=−13点となり、最も高い評価にはならない。
学習のポイント
重み付き合計と、効果からリスクを引く評価式の適用方法を確認する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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