PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問17
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア既存のプログラムから,そのプログラムの仕様を導き出す。
- イ既存のプログラムを部品化し,それらの部品を組み合わせて,新規プログラムを開発する。
- ウクラスライブラリを利用して,新規プログラムを開発する。
- エ公開されている複数のサービスを利用して,新たなサービスを提供する。
解き方のヒントを見る
用語が担う役割から意味を見極める
Web技術の用語は名前が似ていたり同じ場面で使われたりするため混同しやすい分野です。各用語が何のために存在し、どのような役割を担うのかという一つの観点に絞って整理すると、意味と特徴の違いを落ち着いて区別しやすくなります。
この問題で問われていること
問われているのは用語名の暗記ではなく、その用語が本来の目的としてどのような働きを担うかを捉えているかどうかです。示されている内容が、その用語の本来の役割と整合しているかを一つずつ確かめることが求められます。
視点
Web技術の用語は、名前や使われる場面が近くても、それぞれ解決しようとしている課題が異なります。用語ごとに「何のために生まれたのか」「どのような働きを受け持つのか」という役割に着目して整理すると、印象や語感に頼らずに意味を区別しやすくなります。
確認ポイント
- その用語がどのような課題を解決するために使われるのかを自分の言葉で説明できるか確かめる
- 示されている内容が、その用語の本来の役割と一致しているかを確かめる
- 名前の響きや使われる場面の近さだけで、別の用語の役割と取り違えていないかを確かめる
正解と解説を見る
正解
エ
解説
マッシュアップとは、公開されている複数のサービスやデータなどを組み合わせて、新しいサービスを提供することです。したがって、複数の公開サービスを利用して新たなサービスを提供するとするエが該当する。
理由
マッシュアップは、公開されている複数のサービスなどを組み合わせ、それぞれの機能を活用して新たなサービスを提供する開発手法です。単に既存プログラムを調べたり、部品やライブラリを使ったりすることだけでは、マッシュアップの説明にはならない。
比較
選択肢を比べると、アは仕様の導出、イは既存プログラムの部品化と組合せ、ウはクラスライブラリの利用を説明している。一方、エは公開されている複数のサービスを利用して新たなサービスを提供すると述べており、マッシュアップの定義に合う。
選択肢ア
これは不正解だよ。既存のプログラムから、そのプログラムの仕様を導き出すことは、プログラムの解析やリバースエンジニアリングに関する説明である。複数の公開サービスを組み合わせて新たなサービスを提供するマッシュアップの説明ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。既存のプログラムを部品化し、それらを組み合わせて新規プログラムを開発する説明は、ソフトウェア部品の再利用に当たる。マッシュアップは、公開されている複数のサービスを組み合わせる考え方であり、本文の対象とは異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。クラスライブラリを利用して新規プログラムを開発するのは、既存のクラスや機能を再利用する一般的なプログラミング手法である。複数の公開サービスを組み合わせて新しいサービスを提供するマッシュアップそのものの説明ではない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。公開されている複数のサービスを組み合わせ、それぞれの機能を利用して新たなサービスを提供することは、マッシュアップの説明に合っている。既存サービスの単独利用ではなく、複数のサービスを組み合わせる点が重要である。
学習のポイント
マッシュアップは、既存サービスを組み合わせて新しいサービスを作る考え方として理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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