PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア個々の選択肢とそれぞれを選択した場合に想定されるシナリオの関係を図に表し,それぞれのシナリオにおける期待値を計算して,最善の策を選択する。
- イ個々のリスクが現実のものとなったときの,プロジェクトの目標に与える影響の度合いを調べる。
- ウ時間の経過に伴うプロジェクトのパフォーマンスの変動を分析する。
- エ発生した障害とその要因の関係を魚の骨のような図にして分析する。
解き方のヒントを見る
分析技法は目的で見分ける
プロジェクトマネジメントの分析技法は名称が似ていても、何を明らかにするために使うのかという目的が異なります。名称の印象ではなく、その技法がどんな問いに答える道具なのかを一つずつ自分の言葉で確かめてから判断しましょう。
この問題で問われていること
この種の問題で着目したいのは、各技法の細かな手順ではなく、その技法が何を目的として用いられ、どのような判断や意思決定に役立つのかという点です。目的と用途の対応を軸に、示された内容が当てはまるかを確かめてください。
視点
分析技法は、それぞれ特定の問いに答えるために作られた道具です。名称や使われる用語が似ていると混同しやすいため、「この技法を使うと、何が分かるようになるのか」という目的の観点で整理しておくと区別しやすくなります。自分が知っている技法ごとに、その目的を一文で言えるか試してみると、理解が曖昧な部分に気付けます。
確認ポイント
- 登場する各技法について、何を明らかにするための技法かを一文で説明できるか確認する
- 示された内容が、その技法本来の目的と一致しているかを確かめる
- 名称の響きや用語の印象だけで判断していないかを見直す
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
傾向分析は、時間の経過に伴うプロジェクトのパフォーマンスの変動を分析する技法です。したがって、該当する説明はウです。
理由
傾向分析では、プロジェクトのパフォーマンスを継続的に把握し、時間の経過に伴う変動や方向性を分析します。単発の影響評価ではなく、実績の推移を確認する点が要点です。
比較
アは選択肢ごとのシナリオと期待値を比較する意思決定分析、イはリスクが発生した場合の目標への影響度分析、エは障害と要因の関係を整理する原因分析に該当します。
選択肢ア
これは不正解だよ。選択肢と想定シナリオの関係を図にし、各シナリオの期待値を計算して最善策を選ぶ説明である。これは複数の対応策を比較する意思決定の考え方であり、時間の経過によるパフォーマンスの変動を分析する傾向分析とは異なる。
選択肢イ
これは不正解だよ。リスクが現実化したときにプロジェクト目標へ与える影響の度合いを調べる説明である。対象はリスクの影響度であり、実績やパフォーマンスが時間とともにどう変動したかを追跡する傾向分析の説明にはなっていない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。傾向分析は、時間の経過に伴うプロジェクトのパフォーマンスの変動を分析する技法である。実績の推移や変化の方向を確認する説明と一致しており、設問が求める分析技法を適切に表している。
選択肢エ
これは不正解だよ。発生した障害とその要因の関係を魚の骨のような図にして分析する説明である。これは原因と結果の関係を整理する分析であり、時間の経過に伴うパフォーマンスの変動を調べる傾向分析とは対象が異なる。
学習のポイント
傾向分析は、時系列で実績の変化を捉え、プロジェクトの状態や進み方を確認するために用います。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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