PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア200
- イ250
- ウ450
- エ700
解き方のヒントを見る
見積りの前提をそろえて考える
要員変更や引継ぎに関する工数・人件費を考えるときは、情報を使う前に、その情報がどの前提に対応するかを確かめましょう。前提をそろえて捉えることを、検討の軸にしてください。
この問題で問われていること
着目するのは、工数や人件費に関する情報と、その前提との対応です。与えられた条件を手掛かりに、同じ前提で扱える情報かどうかを確かめ、異なる前提を無意識に混ぜていないか振り返りましょう。
視点
個々の情報は、置かれた前提と合わせて意味を捉えます。情報同士を関連付ける前に、同じ前提で扱えるかを確認する、という視点に絞って整理しましょう。
確認ポイント
- 使おうとしている情報の前提を確認したか
- 関連付ける情報の前提がそろっているか
- 明示された前提と自分の補った前提を混同していないか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
正解はウの450万円です。離任と引継ぎによる開発作業の不足を補うには5人の増員が必要となる。増員者の2.5か月分の人件費から、離任者の2か月分の人件費を差し引いて増加額を求める。
理由
8月初めに4人が離任するため、8~9月の開発作業は4人×2か月=8人月不足する。また、元の4人は7月後半の引継ぎ中に開発しないため、4人×0.5か月=2人月が不足する。補うべき作業量は8人月+2人月=10人月です。増員者も引継ぎ中は開発せず、開発できる期間は8~9月の2か月なので、必要な増員人数は10人月÷2か月=5人となる。増員者の人件費は引継ぎ期間を含めて5人×2.5か月×100万円/人月=1、250万円。離任による減額は4人×2か月×100万円/人月=800万円なので、純増額は1、250万円-800万円=450万円となる。
比較
200万円は元の4人の引継ぎ期間に対応する費用だが、この費用は当初計画にも含まれている。250万円は増員者5人の引継ぎ費用に一致するが、8~9月にも(5人-4人)×2か月×100万円/人月=200万円が増加するため、合計は450万円となる。700万円は7人月分であり、条件から求まる純増4.5人月分とは2.5人月分異なる。例えば、450万円に増員者の引継ぎ費用250万円を再度加えると700万円になるが、引継ぎ費用は既に増員者の2.5か月分の費用に含まれているため、この計算では二重計上になる。
選択肢ア
これは不正解だよ。200万円は、元のメンバ4人が引継ぎに使う4人×0.5か月=2人月の費用に相当する。ただし、この費用は当初の計画にも含まれる。増員者5人の2.5か月分の費用から、離任する4人の2か月分の費用を差し引く必要があり、純増額は450万円となる。
選択肢イ
これは不正解だよ。250万円は、増員者5人が引継ぎに使う5人×0.5か月×100万円/人月の費用に一致する。しかし、8~9月には増員者5人と離任者4人との差で、(5人-4人)×2か月×100万円/人月=200万円の追加費用が生じる。この分も加える必要がある。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。離任で不足する作業量は4人×2か月=8人月、引継ぎで元の4人が開発しない分は4人×0.5か月=2人月で、合計10人月となる。増員者が開発できるのは8~9月の2か月なので、10人月÷2か月=5人の増員が必要となる。人件費の純増は(5人×2.5か月-4人×2か月)×100万円/人月=450万円である。
選択肢エ
これは不正解だよ。700万円は7人月分だが、増員者の費用は5人×2.5か月=12.5人月分、離任者の減額は4人×2か月=8人月分なので、純増は4.5人月分である。例えば、純増450万円に増員者の引継ぎ費用250万円を再度加えると700万円になるが、この費用は既に増員者の2.5か月分に含まれており、二重計上となる。
学習のポイント
開発作業の不足から増員人数を求めた後、当初計画に対する人件費の純増額を計算する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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