PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問4
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア10
- イ11
- ウ12
- エ13
解き方のヒントを見る
依存関係が結ぶ時点を確かめる
プレシデンスダイアグラムでは、作業同士をつなぐ関係の種類によって、先行作業と後続作業のどの時点が制約として結び付くかが変わります。問題中の記号や表記が示す関係を一つずつ読み取り、制約の意味を取り違えないことが検討の出発点になります。
この問題で問われていること
確認すべき観点は一つ、各依存関係がどの作業のどの時点と、別の作業のどの時点を結んでいるかです。遅れや前倒しを表す付記がある場合も含め、その関係が後続作業の開始や終了をどう制約するかを自分の言葉で説明できるかを確かめてください。
視点
日程の検討では、作業の所要日数だけでなく、作業同士の制約がどの時点を基準にしているかが重要になります。基準とする時点の読み違いは、以降の検討全体に影響します。そのため、数値を扱う前に関係の意味を確定させておくことが大切です。
確認ポイント
- 各依存関係について、先行側と後続側のそれぞれどの時点が結び付いているかを言葉で説明できるか
- 遅れや前倒しを示す付記がある場合、それがどの時点を基準にした値なのかを確認したか
- 関係の意味を読み取った結果が、問題中で定義された表記や凡例と食い違っていないか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
開始時点と終了時点を順に求め、CとDの両方が終了してからEを開始する条件を適用すると、プロジェクト全体の最短所要日数は12日となる。
理由
Aは開始から2日で終了し、BはA終了後に3日間実施するため5日目に終了する。CはBの終了2日前から開始できるので、3日目に開始して7日目に終了する。DはA終了2日後に開始し、4日間で8日目に終了する。
比較
EはCとDの両方が終了してから開始し、Dの終了が遅いため8日目に開始する。Eを4日間実施すると12日目に終了する。したがって最少所要日数は、2日、3日、4日、4日の各所要日数とFSのずれを反映した12日です。
選択肢ア
これは不正解だよ。10日という値は、AからDへのFS+2、またはCとDがそろってからEを開始する条件を正しく反映していない。DはA終了後さらに2日待って4日間必要で8日目に終了し、Eはそこから4日間必要となるため、10日では条件を満たさない。
選択肢イ
これは不正解だよ。11日という値は、作業の開始・終了時点を1日分短く見積もった結果と考えられる。しかし、DはA終了2日後に開始し4日間実施するため8日目に終了し、Eも4日間必要である。日数の単位を含めて数えると11日にはならない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。Aは2日、Bは続けて3日で終了する。CはB終了2日前から4日間で7日目に終了し、DはA終了2日後から4日間で8日目に終了する。Eは両方の終了後に4日間必要なので、8日目から実施して12日目に終了する。
選択肢エ
これは不正解だよ。13日という値は、FS-2を無視してCの開始を遅くする、またはEの開始条件に不要な待ち時間を加える計算に相当する。CはB終了2日前に開始でき、EはCとDの終了後ただちに開始できるため、公式図の条件では13日まで延びない。
学習のポイント
PDMのFS関係と、複数先行作業の合流条件を理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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