PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問2
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア阿部
- イ伊藤と佐藤
- ウ鈴木と田中
- エ野村
解き方のヒントを見る
役割区分の意味と問われる立場の対応確認
責任分担マトリックスでは、各記号や区分が何を意味するかを正確に押さえることが出発点です。問われている立場がどの区分に当たるかを言葉の定義に照らして見極め、該当箇所を丁寧に照合する姿勢を確認しましょう。
この問題で問われていること
この種の問題で最も重要なのは、問われている役割と、区分に付けられた記号や名称の意味とを取り違えないことです。似た印象の語が並んでいても、それぞれの区別を自分の言葉で説明できるかを意識して読み取りましょう。
視点
責任分担マトリックスは、作業や成果物と関係者との対応関係に役割の区分を割り当てて示す考え方です。読み取るときは、まず問われている役割の定義を確かめ、次にその役割がどの作業や成果物に関するものかを押さえ、最後に対応する箇所を落ち着いて照合する、という順序で考えると混同を防ぎやすくなります。
確認ポイント
- 問われている役割名が、どの区分の定義に対応するかを言葉で確認したか
- 対象となる作業や成果物を取り違えず、正しい箇所を参照しているか
- 似た印象の区分同士の違いを、自分の言葉で説明できるか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
設計アクティビティの行では、阿部がR、鈴木と田中がC、野村がAです。RACIにおけるAは、その活動について最終的な説明責任をもつ役割を示します。
理由
RACIでは、AはAccountableを表し、アクティビティの結果について最終的な説明責任を負う役割です。設計の行でAが付いている要員を確認すると、該当者は野村です。
比較
設計の行では、Rは実行担当、Cは作業について相談を受けて意見や助言を提供する役割、Iは情報を知らされる役割です。したがって、R・C・Iの要員は説明責任者とは区別されます。
選択肢ア
これは不正解だよ。阿部は設計アクティビティでRとなっており、RはResponsible、つまり実際の作業を担当する役割を示します。設計結果について最終的な説明責任を示すAではないため、阿部は該当しません。
選択肢イ
これは不正解だよ。伊藤と佐藤はいずれも設計アクティビティでIとなっています。IはInformedを示し、進捗や結果などの情報を知らされる立場です。説明責任を示すAではないため、この二人の組合せは該当しません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。鈴木と田中は設計アクティビティでCとなっています。CはConsultedを示し、作業について相談を受けて意見や助言を提供する役割です。説明責任をもつAとは異なるため、該当しません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。設計アクティビティの行で、野村にはAが割り当てられています。AはAccountableを示し、そのアクティビティの結果について最終的な説明責任をもつ役割です。したがって、説明責任をもつ要員は野村です。
学習のポイント
RACIのR・A・C・Iを区別し、説明責任を示す記号を表から正確に読み取る。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問2(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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