PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ

令和2年度10月 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

プロジェクトの工程管理や進捗管理に使用されるガントチャートの特徴はどれか。

選択肢

  1. ア
    各作業の開始時点と終了時点が一目で把握できる。
  2. イ
    各作業の構成要素を示しているので,管理がしやすい。
  3. ウ
    各作業の前後関係が明確になり,クリティカルパスが把握できる。
  4. エ
    各作業の余裕日数が容易に把握できる。
解き方のヒントを見る

図表手法は目的と表す情報で見分ける

プロジェクト管理の図表手法は、名称だけで覚えると混同しやすい分野です。それぞれの手法が何を把握するために作られ、どのような情報を表現しているのかという目的の観点に絞って整理すると、特徴の違いを自分の言葉で確かめやすくなります。

この問題で問われていること

問われている図表手法について、その手法を使う目的が何か、つまり管理者がその図表から何を読み取りたいのかを先に言葉にしてみてください。そのうえで、提示された内容が目的と整合しているかを一つずつ照らし合わせて確認します。

視点

管理用の図表は、どれも何かの判断を助けるために考案されています。手法名から連想される見た目の印象に頼ると取り違えが起きやすいため、その図表が答えようとしている問いは何か、という目的に立ち返って整理するのが学習の基本です。目的が定まると、図表に載せるべき情報の種類も自然に絞られます。

確認ポイント

  • その図表手法が、管理者のどんな疑問に答えるために使われるのかを自分の言葉で一文にできるか
  • その目的を果たすために、図表がどのような種類の情報を表す必要があるかを考えたか
  • 検討している内容が、自分で言葉にした目的と矛盾していないかを照らし合わせたか
正解と解説を見る

正解

ア

解説

ガントチャートは、各作業を時間軸上に配置して、作業の開始時点や終了時点、期間を把握しやすくする工程管理用の図です。

理由

ガントチャートでは、作業ごとの期間を横方向の時間軸に対応させて表示する。そのため、各作業がいつ始まり、いつ終わる予定なのかを全体の工程とともに一目で確認できる。

比較

作業の構成要素を示すものは作業分解に関する図であり、前後関係やクリティカルパスの把握にはネットワーク図が適している。余裕日数も、ガントチャートだけで容易に読み取れるとは限らない。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。ガントチャートは、各作業を時間軸に沿って棒状に表現する。棒の開始位置と終了位置から、作業の開始時点、終了時点、予定期間を工程全体の中で視覚的に把握できる。

選択肢イ

これは不正解だよ。ガントチャートが主に示すのは、各作業の実施時期や期間である。作業を構成する要素を階層的に分解して示し、管理しやすくすることは、作業分解構成図などの役割に当たる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ガントチャートでも予定時期は確認できるが、作業間の厳密な前後関係や、遅延すると全体に影響するクリティカルパスを明確に把握することが主目的ではない。

選択肢エ

これは不正解だよ。ガントチャートは作業の開始時点、終了時点、期間を確認するための図である。各作業の余裕日数を容易に把握するには、作業間の関係や所要時間を分析する別の管理手法が必要になる。

学習のポイント

ガントチャートが時間軸で作業期間を示す点を理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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