PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成29年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア15
- イ16
- ウ17
- エ18
解き方のヒントを見る
条件の適用範囲をそろえて考える
考え始める前に、与えられた条件がどの対象に適用されるのかを整理しましょう。一つの対象に関する条件を、別の対象にも当てはまると思い込まず、記載された範囲を保って捉えることが検討の出発点です。
この問題で問われていること
この分野では、条件の内容だけでなく、その条件が及ぶ範囲を確かめる視点が役立ちます。検討の途中で対象を移したときにも同じ条件を使えると決めつけず、明示された範囲と自分の想定を区別して考えてみましょう。
視点
条件を整理するときは、内容と適用対象を結び付けて捉えます。記載から分かる範囲と、考える途中で補った範囲を分けておくと、条件を広げて解釈していないか振り返れます。
確認ポイント
- 各条件がどの対象に適用されるか確認したか
- 条件の適用範囲を自分の想定で広げていないか
- 検討の途中でも、記載された適用範囲を保っているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正解はイの16日です。専門チームの支援をA、C、B、Dの順に配置すれば16日で完了できます。15日では、Dに必要な連続4日間の支援を確保できません。
実行日程と所要日数
開始時点を0日とし、区間の端点は経過日数で表します。Aを0〜10日、Cを4〜14日、Bを10〜15日、Dを12〜16日に実行します。専門チームはAを0〜4日、Cを4〜8日、Bを10〜12日、Dを12〜16日に支援するので、支援は重複せず、全て連続しています。Aの終了後にBを開始するFS関係も満たします。プロジェクトの所要日数は、max(10日+5日、4日+10日、12日+4日)=max(15日、14日、16日)=16日です。
15日で完了できない理由
AからBへの依存関係だけでも10日+5日=15日が必要です。15日以内に終えるには、Aを0〜10日、Bを10〜15日に固定する必要があり、専門チームの支援はAが0〜4日、Bが10〜12日となります。Cは所要10日なので5日までに開始する必要がありますが、最初の4日間に支援が必要なため、Aの支援が終わる4日より前には開始できません。したがって、Cの開始は4〜5日の間です。この範囲のどこにCの支援を置いても、専門チームの空きはCの支援前が最大1日、Cの支援後からBの支援前までが最大2日、Bの支援後が3日です。Cを4日に開始する場合も5日に開始する場合も、Dに必要な連続4日間を確保できません。15日は不可能で、16日の実行日程があるため、最少は16日です。
選択肢ア
これは不正解だよ。15日で終えるには、Aを0〜10日、Bを10〜15日に実行する必要がある。Cを4〜5日の間に開始しても、専門チームの連続した空きは最長3日である。Dに必要な連続4日間の支援を確保できず、条件を満たせない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。Aを0〜10日、Cを4〜14日、Bを10〜15日、Dを12〜16日に実行すればよい。支援はA、C、B、Dの順に重ならず、各作業の必要な支援期間も連続して確保できる。15日ではDの支援を配置できないので、16日が最少となる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。17日は最少ではない。Aを0〜10日、Cを4〜14日、Bを10〜15日、Dを12〜16日に配置すると、支援期間の重複なく16日で完了できる。Dを13〜17日に遅らせれば17日でも実行可能だが、その1日の遅れは条件上必要ない。
選択肢エ
これは不正解だよ。18日は最少ではない。Aを0〜10日、Cを4〜14日、Bを10〜15日、Dを12〜16日に配置すると、支援期間の重複なく16日で完了できる。各作業の所要日数、連続支援及びAからBへの依存関係を全て満たしているため、18日は最少日数より2日長い。
学習のポイント
依存関係による所要日数に加え、専門チームの支援期間の重複と連続性を確認します。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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