PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成29年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問6
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア阿部
- イ伊藤と佐藤
- ウ鈴木と田中
- エ野村
解き方のヒントを見る
責任分担表の読み取り方を整える
責任分担を示すマトリックスでは、作業と担当者の交点に置かれた記号が何を意味するかを取り違えないことが重要です。記号の意味を自分で説明できるか確かめ、対象の作業と人物を正確に対応づけてから判断しましょう。
この問題で問われていること
この問題で確認する観点は一つ、各役割区分が担当者の関与の仕方としてどのような意味を持つかです。記号や略称の見た目に頼らず、区分ごとの意味を概念として説明できる状態にしてから、問われている作業と人物の組を検討してください。
視点
責任分担マトリックスは、作業と関係者の組合せごとに関与の種類を割り当てる道具です。役割の重複や抜けを防ぐ目的で使われます。区分同士の違いは、関与の性質や責任の重さの差として捉えると混同しにくくなります。似て見える区分を並べて対比しながら覚えると、読み取りの精度が上がります。
確認ポイント
- 各役割区分の意味を、略称を使わずに自分の言葉で説明できるか
- 問われている作業と人物の組を取り違えずに対応づけているか
- 似た意味に見える区分同士の違いを対比して整理できているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
RACIチャートでは、Aが説明責任をもつ者を表します。設計の行を見ると、Aは野村の欄に記載されているため、説明責任をもつ要員は野村です。
理由
RACIのAはAccountableを表し、活動の成果に対して最終的な説明責任を負う要員を示します。設計アクティビティの行では、野村の欄がAとなっているため、野村が説明責任者です。
比較
Rは実際に作業を担当するResponsible、Cは相談先、Iは報告先を意味します。設計の行では阿部がR、鈴木と田中がC、伊藤と佐藤がIであり、これらは説明責任者を示すAとは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。阿部は設計アクティビティの行でRとなっている。Rは実際の作業を担当するResponsibleを示す記号であり、活動の成果について最終的な説明責任をもつAとは異なるため、阿部は該当しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。伊藤と佐藤は設計アクティビティの行で、いずれもIとなっている。Iは進捗や結果を報告されるInformedを表す記号であり、説明責任をもつAccountableを表すAではないため、この組合せは該当しない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。鈴木と田中は設計アクティビティの行で、いずれもCとなっている。Cは作業に関して意見を求められるConsultedを表す記号であり、成果への最終的な説明責任を示すAとは役割が異なる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。野村は設計アクティビティの行でAとなっている。RACIにおけるAはAccountableを意味し、その活動の成果について最終的な説明責任を負う要員を表すため、設問の条件に一致する。
学習のポイント
RACIにおけるAとRの違いを、担当者と説明責任者の役割として整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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