PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ
平成28年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア構造化プログラミング
- イコンポーネント指向プログラミング
- ウビジュアルプログラミング
- エペアプログラミング
解き方のヒントを見る
手法固有の実践と一般技法の切り分け
アジャイル開発手法には、それぞれ独自に定義された実践の集まりがあります。問われている手法名を起点に、その手法が自ら掲げる実践として位置付けられているかという一つの観点に絞り、検討対象を落ち着いて照らし合わせましょう。
この問題で問われていること
注目すべきは、ある実践がどの開発手法の枠組みの中で提唱・定義されたものかという出自の観点です。名称が似ている技法や、他の場面でも使われる技法と混同せず、問われている手法との結び付きを確かめることが求められています。
視点
開発手法を学ぶときは、手法ごとに「価値・原則・実践」がどう対応付けられているかを整理すると区別しやすくなります。ある技法が複数の手法で共通に使われていても、特定の手法がそれを公式に実践として採り入れているかどうかは別の問題です。その手法自体の説明で、実践として明示的に挙げられているかを基準に考える習慣をつけましょう。
確認ポイント
- 問われている開発手法の名称を正確に読み取り、別の手法と取り違えていないか
- 検討している実践が、その手法の中で明示的に定義・推奨されているものか
- 他の開発技法や管理手法に由来する用語を、その手法のものと混同していないか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
XPはアジャイル開発手法の一つであり、開発者同士が協力しながら品質を高めるための具体的なプラクティスを重視します。この設問では、その代表例に該当するものを選びます。
理由
XPでは、二人の開発者が一つのコンピュータを使い、役割を交代しながら設計や実装を行うプラクティスが用いられます。これにより、早期の相互レビューや知識共有を促進できます。
比較
構造化、コンポーネント指向、ビジュアルという分類は、プログラムの構成方法や記述方式に関する概念です。これらはXPに固有の代表的プラクティスを示すものではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。構造化プログラミングは、順次・選択・反復などの基本構造を用いてプログラムの論理を整理する考え方です。プログラム構造に関する一般的な設計原則であり、XPが採用する代表的なチーム開発プラクティスを示すものではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。コンポーネント指向プログラミングは、再利用可能な部品であるコンポーネントを組み合わせてソフトウェアを構築する考え方です。構成単位や再利用に関する方式であり、XPの具体的な協働プラクティスとは異なります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ビジュアルプログラミングは、図形や視覚的な部品を組み合わせて処理を表現するプログラミング方式です。記述方法に関する概念であって、XPで重視される開発者間の協働方法を表すものではありません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ペアプログラミングは、二人の開発者が一つの作業を共同で進め、実装中に相互確認を行うXPの代表的なプラクティスです。知識共有や早期の誤り発見、コード品質の向上につながります。
学習のポイント
XPの代表的なプラクティスと、一般的なプログラミング方式の違いを整理しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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